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観光拠点再生へ 源じいの森

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福岡県赤村

■アイデア湧き立つ温泉の「今」と「未来」
平成11年(1999)2月の創業以来、赤村の貴重な観光資源として、村民の憩いの場として、長年愛され続けてきた源じいの森温泉。利用者数の増と収支の均衡化に向け、施設は変革の時を迎えています。
熱意を行動に。発想を現実に。源じいの森が新たに打ち出した経営指針に迫ります。

▼3つの経営指針
〇収支均衡
赤字体質からの脱却単年度黒字化達成へ
〇働きやすい職場づくり
職員とのコミュニケーション増やりがいと幸せを感じられる職場に
〇最高のサービス提供
特色ある施設づくりお客様の目線で、最高のサービス・体験を

▼源じいの森温泉利用者数推移
【要因】
・燃料費、光熱費、人件費の増
・老朽化による修繕箇所の増
・近隣の類似施設との競争

▼地域プロジェクトマネージャー着任
「お客さまも従業員も笑顔になる場所へ」そう語るのは柴田地域プロジェクトマネージャー。現場を仕切る支配人として、7月からマネジメントを行っています。特に力を入れたいと語るのは「働きやすい環境づくり」。地域おこし協力隊時代、源じいの森で活動するなかで、職員やパート・アルバイトスタッフたちが持つ熱意や、村民が抱く施設への期待を強く感じたといいます。
「自分の役割は皆さんの思いをまとめながら、10年先にも愛される施設の土台づくりをすること」34歳の若きリーダーは、長期的な視野で施設運営に挑みます。

〈源じいの森新・支配人〉
柴田和輝(しばたかずき)
赤村の新たな地域プロジェクトマネージャー。令和5年に地域おこし協力隊「キャンプライフ・コーディネーター」として赤村に着任。源じいの森を拠点に「手ぶらキャンププラン」実施やキャンプ場への小さなアスレチックエリアの設置、館内レストランのプロデュース、SNSやメディア出演を通じたPR活動など多岐に活動。採用試験を経て令和6年7月から現職。

▼進む「黒字化」プロジェクト
〇料金改定
年間1000万円規模の増収見込み。
赤字幅の圧縮・来年度の黒字化に。
〇学校施設等への誘客活動
源じいの森を「学びの場」に。新たな需要の創出で収入増を図る。
〇費用削減・環境保全への配慮
・電球LED化による電気代の軽減
・サウナマット変更によるクリーニング費減
〇需要にあわせたサービス提供
・「サブスク」導入
・割引サービスのシンプル化

〈源じいの森副支配人〉
土屋智裕(つちやともひろ)
インテリア販売業を手掛ける大手メーカーに従事し日本各地で勤務。「サウナ―」として赴任先の温浴施設を巡りながら、「温泉こそ地域コミュニティの核」だと感じ、源じいの森へ入職。常連客に自慢してもらえる、地域の社交場となるような施設づくりに向け活動中。

〇温泉平日「サブスク」とは
源じいの森温泉が購入日から1カ月間入り放題(平日限定)になる新サービス。サブスクリプション(月額制の定期購入)の略。常連客&消費の増、来場者どうしの交流拡大がねらい。
価格:8000円(館内レストラン「からく亭」1500円分食事券つき)
「受付に「サブスクで」とお声がけください」

▼料金改定決断と実行
ピーク時にはキャンプ場と合わせ40万人が訪れていた施設も、近年は老朽化や類似施設との競争により来客は低迷ぎみ。再建に向け登用した「地域プロジェクトマネージャー」「地域おこし協力隊」の活躍で明るい兆しが見えてきたところで襲ったコロナ渦による大打撃…。現在、施設は8年連続の赤字経営が続いています。
まず目指すべきは単年度の黒字化を図る「収支均衡」。30余年にわたり、村の雇用創出・観光振興・健康増進を担い、地域のファンから愛され続けてきた施設をこれからも守っていくために。源じいの森は料金改定へ舵を切りました。

[温泉入館料(7月22日~)]
〈一般〉
大人:700円(100円UP↑)
子ども:350円(50円DOWN↓)
〈村内〉
大人:550円(50円UP↑)
子ども:300円(±0円)
高齢者:450円(50円UP↑)

〈源じいの森代表理事〉
武知眞一(たけちしんいち)
元日本航空株式会社社員。山口・北九州支店長時代、赤小「学校で受けられない授業」「おもてなしの教室」開催や月間952人を赤村・福智町に誘客した観光バスツアー商品企画、県広報コンクール1位に彰された赤村PV制作など実施。日本航空と赤村との人財交流事業や包括連携協定締結にも尽力。令和5年12月代表理事に就任。3つの経営指針を掲げて改善・改革に取り組む。
座右の銘は「至誠天に通ず」。九州産業大学や山口県立大学でも講義を行っている。

「観てみんしゃい!」
源じいの森(福岡県赤村)公式PV(本紙3ページにQRコードを掲載しています)
引用:源じいの森公式YouTubeチャンネル

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