■木原隊員 パン工房後継者
▽パン工房での日々
地域おこし協力隊として赤村に移住してから2年半が経ちました。緑豊かな地で過ごしているからか、もともと0.7だった視力が1.5まで上がりました。
これまで教わってきた知識をお店で実践するために、週に1度、自分1人でパンを焼く日を設けてもらいました。朝の2時から食パンの仕込みや菓子パンの成型をし、発酵が終わったものから順々に焼いていく作業。その合間にまた別のパンを成型して、焼いて…を繰り返し、なんとかお店の開店に間に合うように焼き上げました。
大手メーカーとは異なり、野の花会パン工房はすべてが手作り。工場のように大きな機械を使って大量生産…とはいかず、丹精を込めて作る分、どうしても手間暇がかかってしまいます。
10月に行った初めての1人作業では、パン作りから翌日の仕込みまで、全体で14時間もかかってしまいました。11月、12月には火曜日を1人で焼く日として設けていただきました。もっと効率よくパンを焼き、時間短縮を図ることが今後の課題です。
▽パン作りを勉強中
パン作りのためのより広い知識と技術を得るため、専門学校に製パンを習いに行きました。学校は講師から製パンの理論を聞きながら、実際にパンを作っていくスタイルです。知らなかった知識や技術をいろいろと吸収することができ、改めてパン作りの奥深さを知ることができました。数年前に流行した「高級食パン」の話や、パンに含まれる栄養素の話など、ちょっとした雑学も聞くことができました。
問合せ:あか村地域おこし協力隊隊員(木原)赤村役場
【電話】62-3000
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