新年おめでとうございます。皆さまにおかれましては、よき新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年を振り返りますと、元旦の地震と9月の豪雨により、能登半島では多くの尊い命が失われました。
亡くなられた方々に対し、深く哀悼の意を表するとともに、被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
また、7月には20年ぶりに新紙幣が発行されましたが、賃金上昇を上回る物価高騰が長期化し、私たちの生活は大きな影響を受け続けています。そのため、特に家計への影響が大きい世帯に対して、給付金事業を実施いたしました。
そのような中、遠賀町では、4月に町制施行60周年を迎えました。先人たちの功績を称え、輝かしい町の未来へ繫げるため、記念式典や6000発の色鮮やかな花火が夜空を彩った遠賀町夏まつりをはじめとするさまざまな記念事業を実施。
夏に開催されたパリオリンピックでは、遠賀町出身の鈴木聡美選手(ミキハウス)が、競泳女子200メートル平泳ぎで4位に入賞するなど大活躍し、そのあきらめない意志の強さやひたむきに努力し続ける姿勢は、多くの人々に夢と感動を与え、遠賀町のみならず日本中が大いに盛り上がりました。
令和7年は巳(ヘビ)年です。ヘビが脱皮を繰り返すことから「再生や変化を繰り返し、柔軟に発展していく年」になるとも言われており、遠賀町も時代の流れに応じてしなやかに発展すべく、激甚化する災害への備えや子育て支援の充実に加え、令和7年度下期から宅地の販売が始まる遠賀川駅南地区における土地区画整理事業への支援など、直面する課題への対策をさらに前へ進めることで、町の将来像である「まちがつながりひとがつながる未来へつなぐ遠賀町」を実現してまいります。
結びに、本年が皆さまにとって、夢と希望に満ちた一年になりますことを心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
遠賀町長
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