12月3日から9日は「障害者週間」です

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障害者週間は、障がいについて理解を深めることや、改めて考えてみること、そして障がいのある人が社会や経済、文化などの活動に参加する意欲を高めることができるようにさまざまな取り組みを行うものです。
障がいがあってもなくても、大人も子どももお年寄りも、誰もがお互いに支えあい、明るく、心豊かに、安心して暮らすことのできる地域は、私たち一人一人が築いていくものです。

◆「その人を理解したい」という思いが未来の行動につながります
地域での交流が少なくなる市内の高校生以上の障がい児や障がい者に交流の場を作ろうと、14年前ボランティア活動団体「キャンバス」を立ち上げた代表の森　千春(もり　ちはる)さんにお話を伺いました。

◇障がい福祉に携わるきっかけ
もともと障がい福祉に関わることがしたいと考えていて、20年以上前にボランティアで点字の会に入りました。支援が必要な子どもたちをサポートするボランティアにも参加していました。そこで出会った子どもたちは、中学校を卒業してしまうと、地域との交流の場がなかったんです。
「ないなら作ろう!」と「キャンバス」を立ち上げました。難しく考えず「これまで関わった子たちとずっと関わっていきたい」と思ったから、始めたんです。

◇見えない状態、聞こえない状態で一人で歩いたことはありますか
「白杖(はくじょう)」を知っていますか?「視覚障がいの人が持っている杖(つえ)」というと分かる人もいますが、その役割や使い方は知らない人が多いのではないでしょうか。
自分の後ろから「カチカチ」と音を立てて人が歩いて来たら…。白杖を持っている人が横断歩道で立ちすくんでいたら…。後ろから白杖が自分の足に当たったら…どうしますか。
白杖の主な役割は、白杖を前に突き出しながら進むことで、その先にある危険物や障害物を瞬時に把握し、衝突や転倒などの事故を未然に防ぐものです。足に白杖が当たっても、白杖の役割を知っていたら「大丈夫ですか?」の言葉が自然に出てくると思います。
「知る」ことで、自分ができることが増えていきます。小・中学校では、アイマスクをして歩いてみるなど、福祉体験をする機会がありますが、大人はほとんどありません。ボランティアフェスタなどで行われる福祉体験会に参加してみませんか。「知っておく」ことで、適切なサポートにつながると思っています。

◇まずは肩の力を抜きましょう
自分にできること、自分がしたいことをやってみませんか「障がいのある人に出会ったときどうすればいいかを教えてください」と聞かれることがあります。
そんなときいつも、障がいが「ある」とか「ない」とかじゃなくて、困っている人を見たらまず「声をかけ」ますよね、と話します。
この「声かけ」の延長線上に、障がいのある人をサポートする行動が自然についてくるのではないでしょうか。
難しく考えすぎない。できなくてもいいじゃないですか。聞いてみないと何をしてほしいかも分かりません。まずは聞いてみましょう。そこから始まります。

相手を思いやる気持ちから「知りたい、理解したい」という感情が生まれて、声をかける。そして行動につながる。そこには、障がいの有無は関係ないですよね。

◆第6回　この指と〜まれ!　in　福岡　IPD・LDMピアノコンサート
NPO法人日本障害者ピアノ指導者研究会(IPD)と、NPO法人全日本障害者音楽連盟(LDM)福岡支部による「障がいがあってもピアノは弾ける」を合言葉に開催されるピアノコンサートが、今年はミリカローデン那珂川で初開催。
日時：12月24日(日)午後1時開演(午後12時30分開場)
場所：ミリカローデン那珂川　文化ホール
料金：全席自由　700円(当日1,000円)
チケット申し込み：チケットは
(1)電話
・【電話︎】843-0007(日本楽芸社)、
・【電話︎】090-8408-6650(実行委員　由川)
(2)メール【E-mail】peco-mako@i.softbank.jp
(3)申込フォーム
のいずれかでお申し込みください。
※チケット申し込みフォーム(二次元コードは本紙をご覧ください)

「この指と～まれ!　in　福岡」
実行委員　由川　千恵(よしかわ　ちえ)さん
那珂川市からもたくさんの仲間がコンサートに出演します。これまで福岡市で開催していましたが今回初めてミリカローデン那珂川で開催します。たくさんの方に、熱くハートフルで素敵な音楽のプレゼントをお届けします!

問い合わせ(コンサート)：「この指と～まれ!　in　福岡」実行委員会福岡支部　由川
【電話】090-8408-6650

◆みんなで手話なかがわ
市役所職員による「かんたんな手話」講座を動画で見ることができます。
・Instagram
・Facebook
※二次元コードは本紙をご覧ください。

◆那珂川市　ボランティア支援センター　くるりんボ
くるりんボは、NPO・ボランティア団体などの情報、ひと、地域などの社会資源がつながり合うセンターです。
【電話】952-7654

問い合わせ：障がい者支援課　障がい者支援担当
【電話】953-2211(内線132・133)