病気や日ごろの健康に不安を感じたり、気になることがある時に相談できる「かかりつけ医」を持ち、まずは「かかりつけ医」に相談しましょう。
「かかりつけ医」は、健康に関することを相談できる上、医療情報を熟知して、必要なときには専門医・専門医療機関を紹介してくれる医師です。
◆かかりつけ医を持つ「3つのメリット」
1 病気の早期発見
日頃の健康管理の相談に応じてくれて、見逃しがちなサインを捉え、受診を促してくれます。
2 もしもの時の素早い対応
病状や病歴、薬のアレルギーなどを把握しているので、もしもの時に素早い対応をしてくれます。
3 専門家の紹介がスムーズ
入院や高度な治療が必要な場合に、適切な病院や症状に応じた診療科を紹介してくれます。
「かかりつけ医」をお持ちでない人は、県内の医療機関を検索することができる「ふくおか医療情報ネット(福岡県医療機関情報案内)」で見つけることができます。
発熱症状のときには「ふくおか発熱外来検索サイト」も活用できます。
◆上手な医療のかかり方プロジェクト
厚生労働省では、みんなが安心して医療を受けられ、みんなの医療が守られるように「上手な医療のかかり方」プロジェクトを推進しています。
どういう場合に、どこに相談すればいいか?救急車を呼ばなければいけないのはどういうときか?分かりやすく解説されています。
◆家族の様子がおかしい!救急車を呼ぶ!?
通常、119番の救急要請を受けると、現場を管轄する消防本部・消防署から救急車が出動します。しかし管轄内の救急車が出動している場合は、別の管轄から救急車が出動するととなり、現場への到着に時間を要します。このため、生命に危険のある傷病者に対する救命処置が遅れてしまいます。
救急車を呼ぶべきか迷ったときは、まずは慌てずに、「福岡県救急医療電話相談」、子どもの場合は「福岡県小児救急医療電話相談」に電話して、医師や看護師などの専門家に相談しましょう。
※緊急性が高いと判断した場合は、迷わず受診や救急車を呼んでください。
◆休日や夜間を避け、平日の診療時間内に受診しましょう
本来、救急外来は、救急患者や突然重篤な症状となってしまった人のための外来です。また、救急車による救急搬送や救急外来は限られた人数の医療従事者で対応しています。不要不急な要請が増えると、本当に救急外来が必要な人が、十分な医療を受けられなくなってしまいます。
比較的症状が軽いときに、仕事や用事を調整して、できる限り日中の診療時間内に受診しましょう。
また、診療料金についても、たとえば初診の場合、休診日となっている日曜・祝日に受診すると、初診料と休日加算が、深夜(午後10時から午前6時まで)に受診すると深夜加算が、プラスされます。
◆医療機関・救急車の適正利用にご協力をお願いします
病院などの医療機関は、市民の健康を守っている医師をはじめ、医療機関で働く医療提供者の長時間労働に支えられていますが、長時間労働による医療提供者の健康への影響が心配されています。このような状況から、令和6年度からは医師の働き方改革が始まります。
医療提供者の健康を確保することが、医療の質を確保することにつながるということをご理解いただき、医療機関・救急車の適正利用にご協力をお願いします。
問い合わせ:健康課 健康企画担当
【電話】内線365・367
<この記事についてアンケートにご協力ください。>