◆深呼吸したくなる南畑
那珂川の上流にある南畑地域は、豊かな自然が広がり、作家が工房などを構える芸術の里としても有名です。
一時期は南畑小学校の廃校が危ぶまれるほど、人口減少や少子化が進んでいましたが、11年前の春、愛する南畑を盛り上げようと地元住民主導で「南畑地域活性化協議会」が発足。誰もが住みたくなる南畑の魅力を発信していこうと新しいまちづくりに取り組んでいます。
◆南畑の地域おこし協力隊
那珂川市南畑地域には、平成26年から「地域おこし協力隊」が地域活性のため活動しています。新隊員として令和5年12月に靏本(つるもと)さくらさんが、令和6年4月に長野 真由子(ながの まゆこ)さんが着任しました。
◆地域おこし協力隊って?
地域おこし協力隊とは、人口減少や高齢化などが進んでいる地域に、都市地域から移住して、地域活性化の活動を行いながら、定住・定着を盛り上げる人たちです。
◆新旧地域おこし協力隊を紹介
今月の広報では、新隊員となった二人の意気込み、地元の皆さんから新隊員への期待、そして任期満了を迎えた前隊員の活動報告を紹介します。
●福岡県北九州市出身
靏本(つるもと)さくら
・地域おこし協力隊を志望した理由
「私らしく働きたい」と働く場所や環境を探していた時に「福岡県のちょうどいい田舎で働きませんか」という文言を見つけました。「ちょうどいい田舎」という言葉が私にピッタリ合っていると感じました。実際に南畑は、人も温かく、景色もキレイ。「ここでのびのびと働きたい。この景色や、この景色の中で暮らす人たちと一緒に何かしたい」と思い応募しました。
・これから
南畑のことを知らない人には「南畑に行ってみたい」と思ってもらえるように、南畑の住民の皆さんには「やっぱり南畑が好き」と思ってもらえるような「伝わる」発信をしたいです。南畑にあるきれいな景色やお店だけでなく南畑に住む人にも焦点を当てて発信していければなと思っています。また毎年11月に行われる南畑美術散歩の運営をがんばります。10年間続く歴史あるイベントなのでしっかりと引き継ぎながら、より魅力的なものになるように長野さんや協議会のメンバー、地域の方達と一緒に考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします!
●兵庫県西宮市出身
長野 真由子(ながの まゆこ)
・地域おこし協力隊を志望した理由
5年間の神奈川県(川崎市)在住中に二人の子どもに恵まれ4人家族に♡パラスポーツ(障がい者スポーツ)にたずさわっています。志望理由は「家族で移住するからこそ、地域の方々と関われる仕事に魅力を感じたため」です!都市部や帰省時のアクセスも良くてほどよい田舎という環境に加え、すでに地域住民の方々が地域づくりに主体的に取り組んでいることを知り、協力隊の活動を通して関わってみたいと思いました。
・これから
昨年末の「ぼうぶら市場」には当日少しだけ行きましたが、着任したばかりなので、まずは南畑のことを早く、そしてたくさん知りたいです。
地域の方々と会ってお話しすることを中心に行動し、活動時間中にお会いできない方々とも、イベントやコミュニケーションツールを通してつながっていきたいと考えています。
心強いパートナーである靏本さんと色々なアイデアを出しながら、南畑の方々の魅力発信をサポートしていきたいです!
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