ことばと発達のサポートルーム マーブル代表
相本 ゆかりさん
〔会社名・所属団体〕
・フリーランス 言語聴覚士
・株式会社 Marble代表取締役
ことばと発達のサポートルーム マーブル(放課後等デイサービス/児童発達支援事業所)
保育所等訪問支援 マーブル
・Warm Blue IIZUKA実行委員長
〔座右の銘〕
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ
◆仕事を始めたきっかけ
元々私は会社勤めをしていましたが、言語聴覚士になりたくて、専門学校に入りなおし、今の資格をとりました。言語聴覚士になりたいと思ったきっかけは、小学校1年生のときに、ヘレンケラーの本を読んでサリバン先生に憧れたのが始まりです。
今でこそ、小児向けの言語聴覚士にも働く場所がありますが、当時は県内では働く場所がなく、徳島県の病院に就職しました。そこでさまざまな経験を積んだ後、福岡に戻り、結婚を機に飯塚市に来ました。
そのころの飯塚市には小児向けの言語聴覚士が働く場所はほぼない状況でしたが、私にはどうしても小児向けの言語聴覚士の仕事がしたいという思いがあり、いくつかの病院と交渉しある病院で小児向けの言語療育を始めることができました。それから、出産・子育てをするなかでフリーランスとなり、起業するに至りました。
◆現在の仕事のやりがい
私は現在、ことばと発達のサポートルーム マーブルの代表として、未就学児から18歳までの子どもさんを対象とした「通所型支援」と、保育所等を訪問し子どもさんの集団生活適応のための支援を行う、「訪問型支援」また、自費での個別療育や事業所訪問をしています。
通所型支援では、最初は不安で緊張した表情だった親御さんが、楽しそうに事業所にお子さんと来てくださる姿を見ると嬉しく思います。訪問型支援では、訪問先の支援員さんと上手く協働することができたときにやりがいを感じます。
◆Warm Blue IIZUKAについて
Warm Blue IIZUKAは、4月2日から8日までの「発達障がい啓発週間」に合わせて、飯塚市役所本庁舎を青くライトアップする取組です。2019年の4月2日に初回のライトアップを実施しました。私はこのライトアップを通じて、障がいの有無に関わらず、一人ひとりが「異なる」存在であることを認め、互いに歩み寄っていくことが大切だということを伝えたいと思っています。
◆女性へのメッセージ
私には大切にしたいものが3つあります。それは、「自分自身」と「家族」と「仕事」です。
その時々に変化するライフステージに合わせて、それぞれのバランスをどのようにとっていくかを考えて自らの働き方を創ってきました。
大切にしたいものは人それぞれ違うと思います。どうすれば自分自身が大切にしたいものをちゃんと大切にし続けることができるかを考えて人生の選択をし、何よりも自分自身を大切にして欲しいと思います。
飯塚市役所本庁舎での、リボンツリーを使った啓発活動等が評価され、「国際ソロプチミスト飯塚」が、第22回福岡県男女共同参画表彰を受賞しました。飯塚市では令和3年度より3年連続で、市内の女性が福岡県男女共同参画表彰にて受賞されています。
お問合せ:男女共同参画推進課
【電話】内線1425
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