◇地域公共交通
「飯塚市地域公共交通計画」に基づき、民間交通機関の確保・維持とコミュニティ交通の運行により、公共交通全体の維持に取り組みます。
◇公園の整備
長期的に安定した維持管理や公園機能を維持していくため、「飯塚市公園等ストック再編計画」に基づき、適正配置や用途変更に伴う効率的な利活用に努めます。
◇主要幹線道路網の整備
八木山バイパス4車線化の早期完成を推進し、福岡都市圏へのアクセス強化や、渋滞解消を進めるとともに、市内各地域への交通網強化を図るため、インターチェンジのフルランプ化の実現に向けて、国や県に対し、さらなる要望を行います。
◇県道・市道及び都市計画道路の整備
県道飯塚穂波線をはじめとする各路線の整備、完成に向けた取組を推進します。
市道については、利用者の安全性確保のため計画的に点検・補修を実施します。
また、都市計画道路の整備については、新飯塚潤野線の早期完成を図るとともに、本市の主要幹線を結ぶ基幹路線の事業化に向けて取り組みます。
◇上下水道の整備
「飯塚市水道事業経営戦略」並びに「アセットマネジメント計画」に基づき、重要給水施設管路の更新を継続的に実施するとともに、重要施設である津原導水管の更新事業を実施します。
また、その他の水道施設についても最適化を図り、計画的な更新及び適切な維持・管理に努めます。
下水道整備については、「飯塚市公共下水道事業計画」に基づき実施するとともに、浄化槽設置整備事業及び他の汚水処理事業との連携による普及・促進を図ることにより、汚水処理人口普及率の向上に努めます。
下水道施設の改築・更新については、「下水道ストックマネジメント計画」に基づき、計画的に実施します。
■自然環境
◇環境にやさしいまちづくり
「第3次飯塚市環境基本計画」に掲げる基本目標の達成に向けて、市民、団体、事業者等と協働・連携し、SDGsの理念を踏まえた循環型社会を形成します。
今後の環境施設のあり方については、新たなごみ処理施設の建設及びし尿処理施設や火葬場の改築や更新等、中長期的かつ広域的な視点による効果的で効率的な環境衛生処理の推進を図ります。
市民の皆様の福祉の増進を図るとともに、市の価値をさらに高め、住み続けたいと思っていただけるようこれら施策を確実に進め、飯塚市に定住を希望する人をより多く呼び込み、魅力ある元気なまちづくりの推進に努めます。
以上が、令和6年度の主な施策です。
本市の財政状況については、歳出では、市民生活の安心と地域経済の回復につながる施策の推進経費や、社会保障関連経費、老朽化した公共施設の更新や長寿命化対策経費の増加が見込まれますが、「活力ある未来に向けたまちづくり」に資する事業費も確保していく必要があります。
一方、歳入では、全国の皆様から寄せられたふるさと応援寄附金は、まちづくりの貴重な財源として活用させていただいており、また、近年の企業誘致や、本市の魅力を発信することで地域雇用の創出や定住人口の増加等による積極的な歳入確保に努めていますが、事業実施に際しては、これまでに積立した基金も活用して事業の財源を確保している状況です。
このような状況の中にあって、総合計画の都市目標像である「人が輝き まちが飛躍する住みたいまち 住みつづけたいまち」の実現に向けたまちづくりのために、安定的な自主財源の確保に努め、効果的、効率的に具現化できる事業については優先的、重点的に予算を配分しながら、将来世代に向けて持続可能な財政運営を引き継ぐことができる行政運営に取り組みます。
予算額については、
・一般会計…809億3,100万円
・特別会計…548億6,791万4千円
・企業会計…91億5,609万円
総額1,449億5,500万4千円を計上しています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>