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令和5年度香春町施政方針「安心して住み続けられる魅力ある町づくり」

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福岡県香春町

第1回町議会(定例会)で、鶴我繁和町長が令和5年度の施政方針を表明しました。町民の皆さまが「安心して住み続けられる、魅力ある町づくりに」のため、4つの政策スローガンを掲げ、実現に向けて行動していきます。本紙ではまちの目指すべき方向性と取組みを要約してお伝えします。
香春町長 鶴我 繁和

1.魅力ある町づくり
令和4年度から10年間の町づくりの指針となる第5次総合計画を基に町づくりにおける3つの基本目標「暮らしを守る」「人を育む」「社会をつくる」に引き続き取組みます。
この目標実現のため、事業推進に向け町民との協働により、対話を進め協力を得ながら取組みを図ってまいります。
◇基本目標(1)「暮らしを守る」
●コミュニティバスなどの更なる利便性の向上を図るため、新しい方向性も含めて検討を進めます。
●公営住宅等長寿命化計画に沿って、除却及び建替、維持管理に努めます。
●上水道を供給できる環境整備を行うため、「香春町水道事業改善対策検討委員会」を設置し、水道施設の短期・長期における計画を立案し、進めます。
●防災無線の更新時期を迎えており、機器の改善を図り防災機能の強化に努めるとともに、消防団員の地域消防力の活性化を進めます。
●子どもや高齢者の安全を守るため、交通安全に関する啓発や施設整備を図ります。
◇基本目標(2)「人を育む」
●妊娠から出産・子育てまで切れ目のない支援を推進するため、国・県の子ども子育て情報の的確な把握に努めます。また、児童虐待の早期発見・防止、子育て不安の解消、相談体制の充実を図ります。
●町民の健康づくり推進のため、健診受診率の向上を図る上で、今年度より、福岡県の「ふくおか健康ポイントアプリ」を町民の方に推奨し、そのポイントに併せて、住民健診の補助券を提供し、いつまでも健康で生活できる環境に努めます。
●超高齢化社会が進行する中、各種団体の活動を支援し高齢者が安心して、生きがいを持って生活できるように努めます。
●障がい者の自立した生活や社会参加・就労ができるよう地域で支え合う町を目指します。
●生涯学習活動を積極的に推進する上で、町民のニーズに沿った取組みを進めるとともにいきいきと活躍できる町づくりを促進します。
●複雑・多様化する現代社会において、あらゆる人権課題に関する法令に基づき、関係機関と連携を図りながら、人権・同和教育、啓発に取り組み、町民一人ひとりが大切にされる人権尊重の町づくりに努めます。ジェンダー平等の推進に努め、その個性と能力を十分に発揮し、多様性が認められる社会を目指す目的として、本年、香春町※パートナーシップ宣誓制度の導入に努めます。
※パートナーシップ関係にある二人からの宣誓、届出を受理したことを証明し、様々なサービスや社会的配慮を受けやすくする制度
◇基本目標(3)「社会をつくる」
●ふるさと納税に提供できる特産品の開発と高収益農産物の栽培に取り組む農業者への支援並びに集落営農の組織化に努め、農地の集団化・遊休農地の解消を図っていきます。
●商工業の振興を推進するため、創業支援事業に係る予算を確保し、新規企業誘致を積極的に進めます。
●旧香春小学校を子育ての拠点として整備を進めます。
●観光協会などと連携し、町の魅力・発信に引き続き努めます。
●空き家・空き地情報バンクなどを活用し、移住・定住の取組みを行います。
●危険空き家除却に、一定の条件の基「補助」を行い環境整備に努めます。
●住民主体の町づくりのため、地域運営組織の取組みを支援します。
●国のデジタル化促進に準じ、事務の効率化、住民サービスの利便性を図る※ワンストップサービスの構築に努めます。
※複数に分かれていた手続きを一回の手続き、一つの窓口で行えるようにすること

2.香春思永館を核に
令和3年に、9年制の義務教育学校が開校し、昨年はコロナ禍の中、グラウンド整備の完了に伴い、体育祭を開催することが出来ました。児童・生徒が新しい施設・設備の中でいきいきと活動する姿を見ると、思永館で育つ子どもたちに大きな喜びと、町の活性化に希望を感じています。  
本年度は、地域の方々の学習参観など開かれた学校運営と、特色ある思永館の教育方針
一、英語教育の充実 
一、ICT教育の推進
一、キャリア教育の推進
一、ふるさと教育の推進    
に努め、コミュニティスクール(学校運営協議会)の設置による、学校・家庭・地域が一体となって児童・生徒の健全育成と学力・体力向上そして、社会を生き抜く力を育む教育を進めます。

3.クロスする町・香春
国道201号香春拡幅及び旧仲哀トンネルにおいては、学術調査を開始しており、北九州空港・東九州自動車道へのアクセス強化を図るとともに、国道322号バイパスの4車線化の着実な進捗を図り「クロスする町香春」の利点を活かし企業進出への条件整備に取り組みます。

4.持続可能な町づくり
町づくりは、人づくりといわれています。地域運営組織の取り組みの推進により、伝統文化の継承・自然環境の保全など町民の心のよりどころを守る重要な役割を地域の方々と共有し、そして真の豊かさと安らぎを実感し魅力にあふれ、活力に満ちたものとして、持続可能で人々が誇りをもって暮らせる町を次の世代に引き継いでいくことが私たちの責務と考えています。
財政基盤の厳しい現状の中、効率的に財政運営を行って直面する課題に、積極的に取組み、町民とともに「安心して住み続けられる・魅力ある町づくり」の実現を目指します。

問合せ:総務課 庶務係
【電話】32-2511

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