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令和6年度全国学力・学習状況調査の結果~児童・生徒質問紙調査の結果から~

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福岡県香春町

令和6年度の全国学力・学習状況調査が4月18日に前期6年生と後期9年生を対象に行われました。

■子どもたちの成長を支える非認知能力の育成
今年は国語、算数・数学の2教科が実施されました。6年生・9年生ともに伸びている点と課題となる点が明らかになっています。この点については、学校と教育委員会が連携し義務教育学校のよさを生かし、前期・後期課程の協働した授業改善に取り組んでいます。
今回は、児童・生徒の質問紙調査の中から子どもたちの成長を支える非認知能力に関係する質問結果を取り上げています。
▽非認知能力とは
学力調査などの数値では測定できない能力。意欲・コミュニケーション能力・自制心・他者への思いやりなど、人の心や社会性に関係する力のことです。非認知能力は、将来社会に出て活躍する子どもたちにとって学力とともに大切な能力と言われています。

■PICK UP!
今、子どもたちは急速な社会状況の変化の中で、生活しています。そして将来、大人になって社会に出て地域や組織の一員として働き、活動していかなければなりません。そのための素地は、幼少期から青少年期に培われていきます。子どもたちの非認知能力をさらに育成していくために、まず「努力していること」や「工夫していること」を認めてあげましょう。次に、それが大人から見てわずかな高まりであってもその姿を具体的にほめてあげましょう。そうすることが必ず子どもたちの将来につながります。
家庭や学校、そして地域が協働して子どもたちの健全育成に取り組んでいきましょう。

・「学校に行くのが楽しい」「将来の夢や目標を持っている」については、全国平均と比較すると少し下回っていますが、今年度の運動会や合唱コンクールなどの学校行事や総合学習による異学年交流の縦割りでのふるさと学習の取組などで、前期・後期課程の児童・生徒が協働して活動することにより学校生活の楽しさを味わい、目標を達成することで意欲面の向上が図られています。
・「自分にはよいところがある」「人の役に立つ人間になりたい」などの自己有用感や自己効力感と言われる感性はとても大切なもので、自分を高めたり自分の感情をコントロールしたりしながら他者と協調していくことができる能力となっていきます。香春思永館の6年生と9年生の調査結果は、全国平均を上回る項目が多くなっています。これは、これから大人へと成長していく児童・生徒にとってとても好ましい結果だと思います。

問合せ:学校教育課 学校教育係
【電話】32-8409

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