■給食の歴史を学ぼう
日本の学校給食は、明治22年、山形県鶴岡町(現鶴岡市)の私立忠愛小学校がはじまりとされています。その後、大正12年には国から奨励されるなど徐々に各地に広がっていきましたが、戦争による食料不足などを理由に一時中断されました。
戦後、アメリカのLARA(アジア救済公認団体)から給食用物資の寄贈を受け、昭和22年1月から全国都市で学校給食が再開され、昭和29年には「学校給食法」が成立し、実施体制が整いました。
■香春町の学校給食
香春町では昭和47年4月に学校給食センターが完成し、共同調理による完全給食が開始されました。その後、施設・設備の老朽化や時代の変化に対応するため、平成11年4月に現在の地に移転し、新しい施設に生まれ変わりました。現在は香春思永館の児童・生徒、教職員に約840食分を調理・提供しています。
献立は国が定めた「学校給食摂取基準」に基づき必要な栄養量をもとに、栄養教諭と調理員が連携して、多様な食品の組み合わせや様々な調理法を検討し、主食・主菜・副菜を基本にバランスのとれた内容で構成されていて、学校給食献立委員会で決定します。
▽「生きた教材」
子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう「生きた教材」として献立を作成しています。
日本の行事食や世界の料理を取り入れたり、米やパン、麺の日で献立の組み合わせを変えるなど工夫したりしています。
▽地産地消
子どもたちに地域への理解や郷土愛、食べ物への感謝の気持ちを深めてもらうため、道の駅香春と連携し、香春町や田川地区産の米や野菜を優先的に使用しています。
▽安全・安心
国が定めた「学校給食衛生管理基準」に基づき、給食で使用する食材の納品から調理、提供するまでの過程において守らなければならない事項がいくつもあります。
関係者が連携して、そうした基準を満たした給食が提供されています。
■香春思永館の学校給食 人気メニュー
▽キムチごはん
キムチとごま油の香りが食欲をそそります!
▽揚げパン
今も昔も大人気!パンを軽く揚げ、あつあつのうちにきな粉と砂糖をまぶします。
▽カレーライス
定番人気メニュー。隠し味にレーズンを入れています!
▽ごぼうチップス
小麦粉を付けて揚げたごぼうに、砂糖、しょうゆなどの甘いたれを絡め、カリッとした食感です。
給食センター長寿命化工事により停止していました学校給食の提供は、今月から再開されます。
今後も安全安心でおいしい学校給食の提供を進めてまいります。
問合せ:香春町学校給食センター
【電話】32-3304
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