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300号記念特集(1)

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福島県

■今月の表紙
ー今月の表紙は福島県庁西庁舎の写真です。ー
ゆめだよりの前身である、ふくしま県民だより第4号の表紙を52年の時を超えて再現しました。昭和46年に発行された第4号は初めてカラー印刷となり、完成したばかりの西庁舎が特集されました。
ここで働く職員やファッションなどは変わりましたが、背景の福島県庁西庁舎は今も変わらず県土の発展のため、その機能を発揮しています。
なお、現在は2階からの出入りができないため、この階段については通常立ち入りができませんので、ご注意願います。

■300号特別企画
ー52年越しに広報誌をお届けしましたー
須賀川市できゅうり栽培などを営まれている、本田政雄さん(76歳)、努さん(51歳)親子に取材しました。
政雄さんは、昭和46年に発行された県民だより(3号)にもご登場いただいており、今回52年振りに訪ねました。

――52年前の記事ですが、覚えていらっしゃいますか。
政雄さん:うーん、記憶がないです。新聞なんかに出ると取っておくんだけどね。
努さん:この写真のビニールハウスは50年以上もって、8年前の雪害まで健在でした。

――本日、52年越しにお渡しできて良かったです。今は努さんが後を継いで政雄さんが指導にあたっているのですか。
努さん:もともと企業に就職していて、21年前の30歳の時に継ぎました。5年たって全て継ぎましたが、全然わからなかったです。20年やって一人前というか、流れが見えてきました。
春や夏とそれぞれのやり方があって1年に1回しか経験できないし、良い時も悪い時もあります。私の感覚ですが、10年で一通り経験し、それをどうしていこうかというのは、もう10年やらないとわからないんですよね。
政雄さん:指導というか、一緒にやらないと間に合わないので、今でもやっているつもりです。(奥様との)3人で朝・夕に収穫、選別、箱詰めと大変です。

――昔と変わったことはありますか。
政雄さん:お米の場合、昔はバインダーで刈って、稲架(はさ)掛けで天日乾燥する。あと、必要なのはハーベスターで経費としてはあまりかからなかった。今はコンバインや乾燥機、油賃と、労力は減った分便利になって、収入が上がったけど、経費が本当にかかるようになった。
あの頃は未来に向けてがんばっていて、今は安全で味のよいものをどう作ろうかというのがあるね。
努さん:付加価値をつけようって感じだね。

――県の広報誌に求めることはありますか。
努さん:特産って変わってきていると思うんですよね。県内のこういう情報って全然わからないんです。自分の地域以外の、今、こんなのをやっているとか、売れているとかがわかると、今は県内どこへでも行けるので、話を聞いて、自分たちでもできないか考えたりできるので県内の広い情報がほしいです。

――今後の抱負をお願いします。
政雄さん:やはり、後継者ですね。次の方につなげてほしい。ほかの仕事より魅力があればいいなと思います。

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