■請戸(うけど)港直送のしらすで作る浪江の極上の水産加工品
ーちりめん[浪江町]ー
・しらす干しは水分量が約55%程度のちりめん。
柔らかい口当たりが特徴。
・上乾しらすは水分量約25%のちりめん。
歯ごたえがあり、かめばかむほどしらす本来の味わいが広がります。
浪江で代々、水産加工業を担ってきた柴栄(しばえい)水産は、東日本大震災の影響で事業を中断しましたが、2020年に地元で工場を再建。現在は活魚のほか、しらすを使ったちりめん作りにも力を入れています。「鮮度が落ちやすいしらすは加工までのスピードが命。市場で良質のしらすを競り落としたら、すぐ工場で加工します」と代表取締役の柴強(しばつよし)さん。釜ゆでや乾燥は、その日の天候や魚の状態によって細かな調整が必要だそうで、長年の経験に裏打ちされた職人技でちりめんを作り上げています。
「浪江の水産の歴史をつなぐ責任をかみしめ、地元の魚のおいしさを伝えていきたい」という柴さんのまなざしは常に前を見据え、請戸の海と共に歩んでいくという決意に溢(あふ)れていました。
問合せ:柴栄水産
【電話】0240-23-5411
浪江町大字請戸字古川15-7
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