文字サイズ
自治体の皆さまへ

〔特集〕みんなで応援!GAP(ギャップ)チャレンジ!(1)

1/21

福島県

福島県では、よりよい農業を目指し、GAP(Good Agricultural Practices…農業生産工程管理)の導入や認証取得の拡大を進める「ふくしま。GAPチャレンジ」に取り組んでいます。
生産者の皆さんだけではなく、消費者の皆さんも「GAPチャレンジ」の応援をお願いします。

■GAPって何?
皆さんは、GAPをご存じですか?
GAPは、「よい農業のやり方」を示したものです。「よい農業のやり方」とは、環境への負荷を減らし、農業を行う人の安全や人権を守り、安全性が確保された農作物の生産をすることです。
GAPに取り組む生産者は、「食品安全」、「環境保全」、「労働安全」、「人権保護」、「農場経営管理」の5つの分野を実践しています。
(1)食品安全
・農薬はルールを守って使用する。
・異物混入を防止する。
(2)環境保全
・肥料は適切な時期に適量を使用する。
・廃棄物はしっかり分類し、適正に処理する。
(3)労働安全
・農作業の事故を防止する。
(4)人権保護
・無理な労働をさせない。
・更衣室を男女別にする。
(5)農場経営管理
・農場のルールづくり。
・生産履歴の記録・保存。
この5つの分野の実践は、SDGsの達成にも貢献する内容で、GAPは農業のSDGsを支えています。その持続可能性や安全性が認められ、オリンピック・パラリンピックや国際博覧会(万博)でも、GAP認証農産物を使うことが求められています。

生産者が適切にGAPを実践しているかどうかを第三者が確認し、認証する制度があります。日本の認証GAPは、「GLOBAL G.A.P.」、「ASIA GAP」、「JGAP」の3つです。これに加えて、福島県では県オリジナルの「ふくしま県GAP(FGAP)」があります。FGAPは、5つの分野に加え、放射性物質対策が含まれているのが特徴です。

■県内の認証GAPの取得状況
福島県のGAPの取り組みは、効率的な農場管理を行うとともに、県産農産物の安全性の確保による産地の信頼の向上を目的として始められました。2017年には、JAグループ福島とともに「GAPチャレンジ宣言」を発表し、第三者認証GAPなどの導入・拡大に取り組み、認証GAP取得件数が増加しています。
経営体数が飛躍的に増加しているのは、GAPに取り組む産地として何人かのグループ(団体)で認証GAPを取得するケースが増えているためです。

※経営体数…1つの農場が複数の品目で認証を取得していた場合も、1経営体としてカウント。
※件数…1つの農場で複数の種類、品目で認証を取得していた場合は、区分ごとにカウント。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU