ふくしまゆめトライ

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福島県内で夢に向かって新たなチャレンジをしている方、地域を盛り上げるために頑張っている方を紹介します!

■アップサイクルで故郷に新しい価値を与えたい
YONOMORI DENIM　ストアマネージャー
小林(こばやし)奨(しょう)さん(富岡町)

富岡町夜ノ森(よのもり)地区出身の小林さんは、故郷でアップサイクル(捨てられるものに新たな価値をつけて生まれ変わらせること)に取り組むアパレルショップのストアマネージャーです。中学3年生の卒業式当日に東日本大震災を経験し、その後県外の高校を卒業。服飾の専門学校へ進み、都内のアパレル会社に就職したものの、片時もふるさとを忘れたことはなく、一時帰宅するたびに、人がいなくてさびしい地元を何とかしたいと思っていたそうです。そんな折、富岡町で会社を経営している方と出会う機会があり、その方のアドバイスにより地元で起業することを決意。「協力会社の『(株)ヤマサワプレス』が廃棄前のデニムをリメイクします。それを弊社が仕入れ、全国初の代理店として販売しています。アップサイクルは震災から新たな姿に生まれ変わろうとしている故郷の姿と重なります」と小林さん。
店舗は2022年11月にオープン。メディアにも取り上げられ、遠方から足を運んだ方もいたそうです。今後は縫製の機械を導入し、量産体制を築くことで地元雇用に貢献したいとのこと。地元のアップサイクル実現のため、小林さんの挑戦は続きます。

場所：富岡町本岡字清水前122-17
【電話】0240-23-5495