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ふくしまモノ作り百科

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福島県

■良質な桐と匠の心技が生み出す日本伝統の仮面
ー能面[三島町]ー

仮面作家の浅見(あさみ)晃司(こうじ)さんは、奥会津の自然と良質な桐に魅了されて三島町に移住し、能面や伎楽面(ぎがくめん)、行道面(ぎょうどうめん)※など、さまざまな面を制作しています。「普通の桐は柔らかいので細かな彫刻に向かないのですが、三島の桐は木目が緻密(ちみつ)なので細工がしやすいですね。乾燥してもゆがみが少なく、強度もあるので面の材料に最適です」と笑顔で話してくれました。能面は日本文化の粋(すい)が凝縮した芸術です。生み出すには、多くの技芸を学んで感性を磨き続ける必要があるため、面の制作だけでなく、能の囃子(はやし)も習得しているという浅見さんは「日本の伝統芸能である能楽を多くの人に親しんでもらえるよう、作品の展示や解説、演奏を通してその面白さを伝えていきたい」と語ってくれました。
※伎楽面は古代の仮面劇に使用された面、行道面は仏像を奉じて練り歩く際に被る面

問合せ:御面堂
三島町大字名入字根岸居平1362-1
【電話】0241-52-2817

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