トマトと言えば夏をイメージされる方が多いかもしれません。それは露地栽培のトマトによるもので、ハウス栽培が主流のいわきのトマトは冬から春にかけて最盛期を迎えます。春トマトは、ハウスの中でその時期特有の穏やかな日差しを浴びて、昼夜の寒暖差が大きい環境の中でゆっくりと育つことにより糖度が高まるため、味が濃く甘いトマトに育ちます。高温多湿に弱い野菜なので、栽培に適した気候条件が揃う春こそいわきのハウストマトの旬とされています。
その春トマトの美味しさを多くの方に知ってもらうため、本年春(3〜5月)、季節限定のパッケージandネーミングで〝お化粧〞したトマトが販売開始となりました。その名も「うらら〜ulala〜」。市内で市場出荷している「サンシャイントマト」・「親バカトマト」・「小名浜菜園ミニトマト」が市内トマトブランドの枠を超えて取り組む共同プロダクトです。いわきで生まれ育った「うらら〜ulala〜」があなたに〝麗かな春〞の到来を感じさせてくれるでしょう。
■「春トマトは、太陽のめぐみ」
~サンシャイントマトの生産者~
(農)大野水耕生産組合(四倉町玉山字森内23)
大和田 哲嗣さん
「サンシャイントマト」は、養液栽培(水耕栽培)で科学的な栽培管理のもと作られ、甘みと酸味のバランスが良く、安定した品質が特徴です。
春トマトは、季節特有の穏やかな日差しをたくさん浴びているので、トマト自体の甘さが際立っています。ぜひ、サラダなどにして生食で味わってみてください。
■「春トマトは一年で一番濃厚な味わい」
~親バカトマトの生産者~
(農)菊田の郷助川農園(錦町馬場163)
助川 成光さん
土づくりにこだわった土耕栽培により、ミネラル分や旨味が凝縮しコクのある「親バカトマト」。
暑すぎず、寒すぎない時期に作られる春トマトは一年で一番濃厚な味わいに仕上がります。お客さんの数も4月になると一気に増えます。今後も若手の育成を通して、ブランドの知名度向上につなげていきたいです。
お問い合わせ:農業振興課
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