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写真が語る「いわき」の歴史

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福島県いわき市

■戦時下の制服スタイル
明治時代に登場した中等学校(現在の高校に当たる)における制服の成り立ちは、男子では詰襟の洋装、女子の場合は男子のようにストレートに洋装に向かわず、着物の不自由さを解消するための袴姿(はかますがた)を経て、大正時代半ば、水兵服をモデルとしたセーラー服に人気が集まり、制服として定められました。いわき地方の磐城高等女学校においても同様でした。
戦時色が濃くなる昭和16(1941)年11月、磐城高等女学校ではヘチマ衿(えり)に襞(ひだ)なしスカートの標準服が導入される一方、モンペの着用も許されましたが、急速に絣(かすり)の上着にモンペ姿が一般的になっていきました。
3人で記念写真を撮ったのは昭和18(1943)年3月でした。すでに戦争一色となり、モンペ姿が制服化していました。3人は卒業生の先輩から制服を借りて撮影したのです。女学校に入学した女子にとってセーラー服とスカートには憧れがあったようです。写真は個人を撮ったものですが、見方を変えると時代や社会を映す鏡なのです。
(いわき地域学會 小宅幸一)

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