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【特集】田村100年の軌跡 田村高校コレクションとともに

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福島県三春町

今年で創立100周年を迎えた田村高等学校。
地域に根ざし、地域と共に歩んできた100年について、同窓会長の内藤さんにお話を伺いました。また、田村高校コレクションとともに100年の歴史を振り返ります。

■田村高校同窓会長・創立百周年記念事業実行委員長
内藤忠さん
昭和35年卒
株式会社菊川屋 会長

◇創立百周年、おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください。
内藤:田村高校は「将来の田村郡を背負う人材の育成」という目標を掲げ、百年の歴史を歩んできました。その長い歴史の中で、多くの卒業生を輩出し続けてきたこと、大変嬉しく思います。

◇次の百年に向けた思いをお聞かせください。
内藤:今、田村高校にとって一つの節目が過ぎたばかりです。これからも同窓生、地域の皆さんの熱いご支援をよろしくお願いいたします。これから高校進学を迎える皆さん、田村高校には勉強やスポーツに一心に打ち込める環境があります。ぜひ、この学校で、ご自身の未来をつかみ取ってください。

■田村高校コレクション
田村高校コレクションとは、田村高校の創立100周年を記念して、田村高等学校同窓会が有する「田村コレクション」の一部及び卒業生の作品を展示し、一般に公開したものです。
ここでは、卒業生が手がけた4つの作品をピックアップして紹介します。この他、登山家の田部井淳子氏、洋画家の飛田昭喬氏、書家の渡邉俊太郎氏の作品などが展示されました。

◇法衣(ほうい)
橋元四郎平氏(昭和16年卒)
最高裁判事を務めた橋元四郎平の法衣。
橋元は歌人でもあり、天皇の召人(めしうど)も務めた。

◇三春駒(みはるこま)
鎌田正蔵氏(昭和6年卒)
晩年の作品。鎌田は戦後の福島が生んだシュールレアリスム(超現実的手法)の旗手。

◇晌(しょう)
角真一氏(昭和54年卒)
30代前半頃の力感みなぎる作品。
角は春の院展12回、秋の再興院展15回入選を果たした日本画家。

◇百人一首(ひゃくにんいっしゅ)
宗方錦子氏(昭和18年卒)
一体一体に個性を持たせた紙工芸の名品。

■沿革
1920年:三春実科高等女学校設立
1923年:県立田村中学校設立
1944年:学徒勤労動員命令
1948年:両校合併、共学化し、県立田村高等学校設立
1953年:船引高校校舎落成(1960年分離独立)
1954年:御舘分校校舎落成(1967年分離、安積高校へ移管)
1970年:校舎改築
1975年:田部井淳子氏、エベレスト世界女性初登頂
1979年:松径会館完成
1994年:
・同窓会館落成
・八島台寮(体育科)落成
1995年:全国高校駅伝男子準優勝
1998年:全国高校駅伝女子優勝
2005年:
・全国高校駅伝男女アベック出場
・武道場完成
2011年:東日本大震災
2023年:
・創立百年
・体育科、スポーツ科へ名称変更

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