今月号では、田村高校創立100周年に合わせて、田村高校卒業生のお二人にお話を伺いました。
■安部翔馬さん(Abe shoma)
令和3年卒
会津大学コンピュータ理工学部在籍
田村高校で野球と勉学に励んだ安部さん。現在大学で学んでいることを生かし、町内での集客や交流人口を促進させ、地域を発展させる事業を行いたいと語っていただきました。
◇田村高校創立百周年を迎えたお気持ちは?
自ら活発に動くことができる生徒がいて、尊敬できる先生方がいらっしゃる、そんな田村高校が大好きですし、百周年を迎えられて嬉しく思います。
◇高校時代の思い出や印象に残っていることはありますか?
高校3年の夏までは、野球に本気で取り組む毎日でした。夏の大会は、新型コロナの影響で中止になり、モチベーションを維持することに苦労しましたが、リモートで仲間と顔を合わせながらトレーニングをするなど、考えながら物事を進められたことが、後の受験勉強にも生きたと思います。
◇現在、大学で取り組んでいることを教えてください。
主にプログラミング等を学び、アプリ開発にもチャレンジしています。将来はIT系の企業に就職し、SE(システムエンジニア)業をしながら、三春の発展に寄与する仕事をしたいですね。
■大内聖司さん(Oouchi kiyoshi)
平成3年卒
NPOミットレーベン代表
就労支援を通して、生きる希望と働く喜びを知っていただき、いじめや差別のない地域社会に貢献したいと2012年4月にNPO法人ミットレーベンを設立した大内さん。現在は、旧要田中学校の校舎を活用し活動されています。
◇田村高校創立百周年を迎えたお気持ちは?
父の影響で郷土愛を持って育ってきたので、長い歴史のある地元の高校で学ぶことができてよかったなと感じています。
◇高校時代の思い出や印象に残っていることはありますか?
当時はテニス漬けの毎日で大変だった記憶がありますが、松径坂から見えるイチョウ並木がきれいでそれを励みに頑張りましたね。今、当時に戻って同じことができるかというと難しいと思います(笑)。
◇現在の仕事で取り組んでいることを教えてください。
障がいを持つ方が一人の人間として自尊心を持って暮らしていけるように地域社会の中で一緒にお仕事をしています。利用者の方が一般企業で働くまでの「繋ぎ役」を目指しています。
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