■三春町長 坂本浩之
新年あけましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、令和6年の新春を晴れ晴れとした気持ちでお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、コロナ禍の影響が緩和され社会経済活動の回復基調が続いており、本町においても様々な事業や活動が再開されてきました。観光においては、滝桜が観測史上最も早い3月27日に開花しましたが、12万人を超える観光客の方をお迎えすることができ、賑やかな三春の春が戻ってまいりました。町の事業では、河野広中没後百年の記念の年に、多くの顕彰事業を実施し、初めての「三春町こども議会」も開催しました。明るいニュースとしては、本町の未来を担う中学生や高校生が文化・スポーツ分野において東北大会や全国大会出場され、若い世代の活躍が町に元気を与えてくれた一年となりました。
さて、本年は、防災力の強化としてDXを活用した防災システムの構築、定住化施策として住環境の整備、若者の町外流出を防ぐため地域教育機関との連携強化、若者が農家に参入しやすい体制づくり、岩江こども園整備をはじめとした子育て支援施策の拡充、モンベルストア出店を核とした三春町の魅力発信など、これらの施策に全力で取り組んでまいります。
令和6年度は町の最上位計画である「三春町長期計画」の見直し年度であることから、これまでの施策の効果や実績を検証し、皆様方のご意見も頂戴しながら、今後の町の進むべき指針となる「第8次三春町長期計画」を策定したいと考えております。
そして、令和7年には三春町合併70周年を迎えることから、三春町の歴史と伝統を継承し、町民の皆様とともに飛躍する一年にしたいと考えておりますので、引き続き皆様方のご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、今年一年が三春町と町民の皆様にとりまして希望に満ちた幸多い年となりますよう御祈念申し上げまして、年頭の挨拶といたします。
■三春町消防団団長 赤井幸夫
新年あけましておめでとうございます。
令和6年の新春を迎えるにあたり、町民の皆様に謹んで年頭の挨拶を申し上げます。また、日頃より消防団活動へのご協力・ご支援に深く感謝を申し上げます。
さて、昨年の三春町の火災件数については7件であり、一昨年の4件から3件の増加となり、7件中6件が建物火災でありました。三春町からの火災ゼロを目指して、今後も消防団一丸となり活動してまいりますので、皆様のご協力を改めてお願い申し上げます。
また、昨年の消防団活動を振り返りますと、春季および秋季検閲式をはじめ、7年ぶりに消防ふれあいデーを開催することができました。消防ふれあいデーでは、体験型のプログラムを実施したところ、多くの方々にご参加いただき、災害に対する心構えや備えを十分に感じとっていただけたものと思います。
近年は、気候変動の影響による自然災害の増加など、全国各地で甚大な被害が発生しております。いつ災害が発生しても災害に強く安全で安心な三春町であるためには、町民の皆様一人ひとりが「自らの命は自らで守る」という自助の意識と「自らの地域は自らで守る」という共助の意識を持ち「災害はいつ起こるか分からない」ではなく、「いつかは起こる災害」に対する備えをしておくことが重要であると考えております。
三春町消防団が、町をはじめ関係機関と連携し共助の役割を果たすことが減災に繋がるものと考えておりますので、有事の際に備えて、今後も訓練や予防消防などに取り組んでまいります。
自らの地域を自ら守るためには、一人でも多くの消防団員の力が必要不可欠です。地域のため、三春町のために消防団に入団し、我々とともに地域活動をお願いいたします。
結びに、新年が災害のない穏やかで、町民の皆様にとりまして明るく素晴らしい一年となりますことを御祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>