■令和6年の一年間を振り返って
冬の訪れとともに、一年の終わりを感じる季節となりました。この一年を振り返りますと、市民の皆さまとともに「笑顔あふれるしあわせのまち二本松」の実現に向けて、さまざまな取り組みを進めることができた年でした。
4月には、二本松市多目的運動施設「二本松市グリーンフィールド」がオープンし、市内外から3万人を超える皆さまにご利用いただいており、スポーツの振興、交流人口の拡大と地域の活性化に大いに貢献しております。
7月26日から8月2日にかけては、中学生海外派遣事業「市民の翼」が5年ぶりに実施され、友好都市ハノーバー町や朝河貫一博士縁の地を訪ねて、国際交流と友好親善を深めることができました。
産業振興では、長命工業団地への新たな誘致が決定し、事業への着手が進んだほか、企業の工場増設等、新たな投資も頂いており、各地の道路整備とあわせて新しいまちづくりが着々と進んでおります。
しかしながら、ロシアのウクライナ侵攻は収束が見通せず、それによる物価高騰は市民生活に大きな影響を及ぼしております。市民の皆様の命と社会経済活動を守るため、迅速に緊急対策事業に取り組んでまいりました。
少子高齢化、人口減少社会を迎える中、子育て支援や移住・定住促進、農業・商工業・観光の振興等、さまざまな課題に対して、市独自の事業等を実施し、誰一人取り残さない市政を進めてまいります。
年末を迎え、新年に思いを馳せるとき、次代を担う子どもたちのため私たちができることは何かを考えずにはいられません。災害に強い安心安全なまちづくりを進め、教育・スポーツ・文化・医療・福祉・子育て支援を充実させていくことが、私たちに課せられた使命であると感じております。
冬の寒さに負けず、希望に満ちた新年を迎えられますよう、市民の皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
二本松市長
三保 恵一
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