地元のおいしいものにこだわって、発信している道の駅。
岩代地域新殿地区にある道の駅「さくらの郷」は、地元のそば粉を使った「手打ちそば」や年間2万個を売り上げる「ごんぼコロッケ」が人気を博しています。
毎年この時期には、地元に伝承される学問の神様にちなんで「合格餅」を製造。地元産もち米から作られた「合格餅」は、高校受験を控える岩代地域の中学3年生にプレゼントされます。
◆道の駅「さくらの郷」安斎さん
地域の中学3年生にプレゼントする「合格餅」は、道の駅駅長が祠の前で祈願しています。「高校受験はもちろんですが、その後の人生においても、みんなが望む道に進んでほしいと思います」と話してくれました。
※「合格餅」は1個500円。3月中旬までの販売。店頭では1家族2個までに限定。3個以上ご希望の方は、電話予約をお願いします。
◆~遠藤校長(岩代中)より~
「粘り強さ抜群」「餅ろん合格」というメッセージの通り、受験に臨む3年生に力強い応援となりました。
地元の人々の思いがこもった合格餅を食べて、粘り強く受験を乗り切ってほしいと思います。
◆「新殿(にいどの)」地名の由来…
平安時代、今は学問の神様として知られる菅原道真(すがわらのみちざね)が、都(京都)から大宰府(福岡)へと左遷された時に、その一族23人も全国各地に流されました。
その際、一族の一人である菅原清貞(すがわらのきよさだ)は、今の新殿地区にたどり着き、地域の人たちは、東新殿字鬼瓦に新たに御殿を建てました。その清貞の位が「正二位(しょうにい)」だったため、「二位殿(にいどの)」と呼ばれ、地名として「ニイドノ」と呼ばれるようになりました。(「旧新殿村由来記(新殿公民館)」を一部加筆修正)
東新殿字鬼瓦地内には「下野壇」と呼ばれる場所があり「新殿村の開祖といわれている正二位菅原清貞を埋めた塚」と言われています。(「岩代町史4」より)
◆道の駅「さくらの郷」
二本松市東新殿字平石田12-2
【電話】68-4770
◆ひとあしのばして!
名目津温泉
二本松市茂原字湯ノ作35
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