市長コラム

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■山菜の季節に心を躍らせ

昨年12月のドカ雪により、市内各地で木の枝折れが多発。その影響もあり、今年は桜がきれいに咲くかどうか心配でしたが、例年よりも早い開花となり、4月中旬には美しく咲いた桜が見頃を迎えました。
新庄・最上地域に住む私たちにとって、この時期に盛り上がる話題といえば、何といっても「山菜」です。「これは地元の物ではない」「地元産はもっと柔らかく香りがいい」など、地元びいきな話になるのも面白いですね。それぞれのうんちくを語りながら、最後には「新庄・最上地域の山菜が一番」となるのがお決まりではないでしょうか。
一方で、山菜採りにはさまざまな危険があります。よく山菜採りに行く方に、熊との遭遇について尋ねると「春の熊は、穴から出てきたばかりでとても臭く、すぐに分かる。出くわしたら絶対に騒がず、静かに遠ざかること。また、遠ざかっても声を出さないことが大切だ」と教えてくれました。山菜シーズンは、私たちに幸せを与えてくれますが、遭難による捜索隊の出動要請があるなど、危険も伴います。命と引き換えにならないように同行者を伴うなど、細心の注意をお願いいたします。
(山尾順紀)