■「『一戦必勝』を貫いた“伊達市ソフトボールチーム”」
須田博行
暑い夏がようやく終わったかと思ったら、秋を通り越して冬が間近に迫って来ています。各地で短い秋を惜しむかのように各種スポーツイベントが行われています。
そうした中、伊達市にとってとてもうれしいニュースがありました。「第10回市町村対抗福島県ソフトボール大会」において、伊達市チームが見事“初優勝”の栄冠を勝ち取りました。大水害と地震、新型コロナなどで苦難を強いられてきた市民に大きな喜びと希望を与えてくれました。スポーツの持つ力の大きさを改めて実感したところです。
この栄冠は、現チームの代表をはじめ、監督、コーチ、そして選手が一丸となった証しですが、歴代の監督やコーチ、選手の皆さんの力が結集された勝利だと思います。
決勝戦の相手は同じ伊達地方の国見町。練習試合などで交流を深めている仲の良いチーム同士ですが、手に汗握る白熱したすばらしい試合であったと聞きました。両チームの健闘に心から拍手を送りたいと思います。
さて、大会前の壮行会で私は、「ぜひとも優勝を目指してほしい。市民が期待している。」とあいさつしました。要らぬプレッシャーをかけてしまったかと反省しましたが、伊達市チームはそんな懸念を見事跳ね返してくれました。優勝を目標にはしていても、一戦一戦大切に戦うことだけを考えていたようです。
チームの合言葉は「一戦必勝」。先の試合のことは考えずに目の前の一戦に全力を尽くして勝つ。この想いを全員が共有して戦った結果だと思います。それは試合後に球審が「伊達市の一球に対する集中力が上回った。」とコメントしたことにも表れています。
「一戦必勝」を最後まで貫き市民に感動を与えてくれた“伊達市ソフトボールチーム”に心から感謝します。ありがとうございました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>