■初優勝おめでとう!伊達市ソフトボールチーム
10月に相馬市で行われた第10回市町村対抗福島県ソフトボール大会で、伊達市チームが4対3で国見町チームを破り、見事初優勝を果たした。ノーシードから6戦負けなしでの頂点へ。市民に勇気と元気をくれたチームメンバーに、勝因や今後の目標を伺った。
ー優勝した感想は?
佐藤:去年は3回戦敗退だったので素直に驚きました。強いチームになってうれしいです。
齋藤:優勝を目指していたというより、純粋にソフトが好きな人が集まっているので、最終日まで試合ができた上に、優勝できてよかったです。
ー優勝できたポイントは?
佐久間:攻守のバランスが取れていた点です。4番クラスの選手を8番にも配置し、小技ができる選手を散らして上位も下位も点が取れるようにしたことが優勝につながったと思います。
奥川:うちは打撃力のチームなので、バッティングでしっかり点を取れたことと、エース級の投手が3人いて、バランスが良かったことだと思います。
佐藤:クリーンナップが強力でホームランもたくさんでました。3投手はそれぞれ球質が違い、スピードが速い人、変化球が得意な人、左投げなど、攻略は容易ではないと思います。
ー(齋藤選手へ)6回表はどんな気持ちで打席に立った?
齋藤:6回同点、後ろに兄(4番・齋藤裕人選手)がいる状況で、自分をフォアボールにしたくないはずなので、初球が外れて1ボールになった時点で「次の球を狙おう」と思いました。
ーところで、ソフトの魅力は?
佐久間:野球はパワーがないと難しいですが、ソフトは体が小さくてもスピードと技術で活躍できるのが魅力だと思います。
奥川:速いピッチャーが多い中で、どうやって点を取るかを考えるのが楽しいですね。
ー最後に、来年の目標は?
奥川:町村も力を上げてきて、いつ負けてもおかしくありません。自分たちのやれることをやって勝ちにつなげていきたいです。
佐藤:連覇を掲げず、来年は来年のチームとして一戦一戦楽しんで試合をしたいと思います。
齋藤:優勝した実感はあまりありません。来年も好きなソフトを1試合でも多く戦って、また優勝できたらいいと思います。
佐久間:楽な試合は一つもなく力の差はないので、レベルアップして、来年も挑戦者の気持ちで「一戦必勝」でがんばりたいと思います。
▽決勝戦
1対1で迎えた6回表、1アウト1塁で3番齋藤裕輝選手が左中間に痛烈な3ベースヒット。相手のエラーの間に齋藤選手もホームに帰り、2点を獲得。7回表にも得点を加え、4対1で迎えた7回裏、国見の反撃にあい2点を返されるも、4対3で踏みとどまり、歓喜の初優勝となった。
決勝打を打った齋藤選手が最優秀選手に選ばれ、佐々木郁也(ふみや)投手が優秀投手賞に輝いた。
▽勝ち上がり
1回戦…6対1(猪苗代町)
2回戦…6対0(会津坂下町)
3回戦…5対4(福島市)
準々決勝…4対0(小野町)
準決勝…4対2(二本松市)
決勝…4対3(国見町)
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