文字サイズ
自治体の皆さまへ

健康通信 9月は世界アルツハイマー月間

29/42

福島県伊達市

◆認知症の人と支え合える社会を目指して
現在、日本では急速な高齢化が進み、認知症になる人の割合が年々増加傾向にあります。2025年には、国民の5人に1人が認知症になるといわれています。共に生きる社会を目指して、これから自分にできることを確認しましょう。

▽認知症基本法が制定
認知症の割合が増加傾向にある現状から、令和5年6月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が成立しました。
基本理念をもとに、認知症の人を含めた国民が相互に尊重しつつ支え合いながら、共に生きる社会の実現を推進するために制定されました。

○認知症基本法の基本理念(簡略)
1.認知症の人が自らの意思で生活を送る。
2.国民が認知症への理解を深める。
3.全ての認知症の人が、社会で活躍できる。
4.認知症の人が適切な保健、医療を受けられる。
5.認知症の人とその家族が安心して生活を送る。
6.治療などの研究成果を知ることができる。
7.総合的な取り組みとして行われる。

▽当事者の声
伊達市でも、認知症になってもならなくても、いつまでも安心して暮らせるまちを目指しています。地域の一員として、認知症の人の気持ちを理解するために、当事者の声の一部を紹介します。

〔認知症になると「話ができない」「何も分からない人だ」と周囲に言われる。認知症と診断されたからすぐに「物忘れ」が増えるわけではないのに…〕
〔「認知症になったら何もできない」というわけではない。自分でできることは取り上げないで…〕
〔周囲にサポートしてもらって、その時を楽しく過ごしていくことができれば、それが「認知症とともに生きる」ことにつながると思う…〕
〔「認知症をきちんと知らない」から起きる誤解が大きいと思う。みんなに正しい知識を身に付けてほしい。〕

○正しい知識を得るには…
・伊達市認知症ガイドブック
相談や支援内容などを記載したガイドブックを高齢福祉課で配布しています。

※詳しくは、ホームページをご覧ください。

■伊達市立図書館に特設コーナー設置
9月1日~30日の世界アルツハイマー月間に合わせて、伊達市立図書館では、認知症関連の蔵書約300冊の中から厳選して集めた特設コーナーを設置します。認知症の症状や予防法、家族の心構えなど、幅広い内容を取りそろえています。ぜひ、ご来館ください。

■認知症に関する相談窓口

高齢者、認知症に関する相談は
お近くの地域包括支援センターにご相談ください
・伊達地域包括支援センター【電話】551-2144
・梁川地域包括支援センター【電話】572-4872
・保原地域包括支援センター【電話】574-4774
・霊山・月舘地域包括支援センター【電話】586-1323
(月舘出張窓口 (月)(水)(金))【電話】573-3113

問合せ:高齢福祉課地域包括ケア推進係
【電話】575-1125

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU