文字サイズ
自治体の皆さまへ

地域の魅力 ふる里再発見

39/42

福島県伊達市

■大正時代の呉服店チラシ

▽令和5年度第1回企画展 亀岡正元家文書の世界
9/25(月)まで
伊達市保原歴史文化資料館

伊達市教育委員会では、令和3年度に「伊達市収蔵資料目録第1集亀岡正元家文もんじ書ょ」を刊行しました。目録には、江戸時代の文書8点、明治~昭和時代の文書4755点を掲載しています。
伊達市保原歴史文化資料館では、この目録を活用した「令和5年度第1回企画展亀岡正元家文書の世界」を開催中です。今回は分類項目「3.産業」から、当時の世相がわかる展示資料2点をご紹介します。
下記のチラシは、福島市大町に店舗をかまえた喜多三呉服店(作曲家古関裕而の実家)のものです。内容は初夏呉服の売り出し案内についてです。時代は不明ですが、喜多三呉服店は大正11(1922)年廃業のため、大正時代と考えられます。
このほか、写真は載せていませんが、大正2(1913)年6月15日に中村合名会社呉服店(後の株式会社中合)から郵送された夏物呉服案内があります。中合は、この年に福島市荒町から大町に移転しました。
これらの資料から、大正時代の福島市の商店が、伊達・信夫郡を中心に販売経路を広げていたことがわかります。
亀岡家の人々は、当時これらの広告を何気なく保存したのかもしれませんが、きれいな状態で後世に受け継がれた結果、当時のこの地方の様子を示す貴重な資料となったのです。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU