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自治体の皆さまへ

輝いている人を紹介します まちのキラリ

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福島県伊達市

■北部屋台保存会 伊東 智弥さん(伊達地域)
コロナ禍でしばらく長岡天王祭がなく、悔しい想いをした伊東さん。今年は4年ぶりの祭りで気持ちが大爆発。「祭り好き」というより、伊東さんの存在そのものが「祭り」といった感じだ。そんな伊東さんに、祭りへの関わり方や、今後の目指すところを伺った。

▽父の姿が格好良くて
太鼓を叩く父の姿に憧れて、物心がついた時からずっと父の太鼓を眺めていました。そのせいか、小学生になって、太鼓を叩いていいと言われた時、私だけが音頭をとって叩けていました(笑)。父が保存会に属してた時に着ていた白色の鯉口シャツと股引き姿が格好良くて、今回、特注で同じものを作って祭りに臨みました。

▽祭りへの関わり方が変わった
2年前から北部屋台保存会の役員になり、祭りに対してより熱が入りました。子どもたちが祭りの中心だから、子ども主体で考えなくてはいけないと、考えも大きく変わりました。山車を引く道は、熱中症にならないように日陰を探したり、車の通りが少ない道を選んだりしました。入念に下調べをしたかいがあり、当日、具合を悪くする子はいませんでした。準備期間も祭りなんだと実感しました。

▽頭の中は一年中祭りでいっぱい
祭りまで、もう11カ月ですよ(笑)。祭りが終わった直後に次の祭りのことを考えてしまうくらい生きがいになっています。職場でも利用者と長岡天王祭の映像ばかり見たり、気がつくとリズムを刻んだりしています。コロナ禍で悔しい想いをした分、他のお祭りも見て、新技を常に考えていきます。

▽長岡天王祭、いつまでも
祭りのために東京から帰ってくる人がいるので、祭りでみんながつながっていると実感しています。いつまでも続くような祭りにしたいので、続けていくために見てくれる人も大事にしたいですね。駐車場の確保や開催時間など改善すべき点は役員として検討したいです。目指すは、子どもたちが大人になっても来たい祭りにすることです。

■Profile
いとう ともや
1990年生まれ。特別養護老人ホーム「すこやかの里」に介護福祉士として勤務。「北部屋台保存会」に所属し、祭りをこよなく愛する。2022年からは役員を務め、子どもたちの太鼓の練習や、祭りの事前準備に精を尽くす。祭り当日は、太鼓と声が枯れる程の大声で、場を盛り上げる。

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