伊達中学校3年生
全国中学校体育大会
女子100メートル平泳ぎ 第3位 (記録:1分11秒15)
遠藤 舞羽さん(伊達地域)
記録を1秒縮めるために、並々ならぬ努力が必要な競技の世界。昨年、全国中学校体育大会に出場できなかった悔しさをバネに練習を重ね、1年でベストタイムを約2秒更新した遠藤さん。プレッシャーをはねのけ、つかみ取ったメダルは重かった。
◇幼い頃は水が苦手で…
5歳の時、シャンプーもできないくらい水が苦手だった私。心配した母がスイミングスクールに通わせたのが始まりでした。水泳を楽しいと感じた私は、小学生から「選手コース」に変更し、本格的に練習するように。今は日曜日以外は、下校後に練習を重ねる日々です。日曜日も大会参加などで忙しいですが、何もない時は飼っている猫とゴロゴロしています(笑)。
◇「平泳ぎ」を選んだ理由
一番得意だったからです。小学生の時からずっと平泳ぎです。高校進学後も水泳は続けるつもりなので、いずれ個人メドレーにも挑戦してみたいです。
◇速い選手ともっと泳ぎたい
別の大会の話になってしまいますが、ジュニアオリンピック大会という全国の舞台で初めてメダルをもらえた時、本当にうれしかったです。 いずれオリンピックにも出たいです!そのために、練習でも良いタイムが出せるようにフォームを意識し、ストレッチなどを日常に取り入れています。
◇周りの人に「ありがとう」
全国中学校体育大会初日は、200メートル競泳でターン時の泳法が規則上失格になり、順位がつきませんでした。悔しい気持ちで落ち込んでしまったのですが、一緒にスイミングを習っている友達、合宿をともにした県代表の友達などが励ましてくれました。不安だったけど、気持ちを持ち直して、2日目の100メートル競泳では力を発揮して入賞することができました。
応援してくれる人たちやスイミングスクールのコーチにはとても感謝しています。これからもがんばります。取材の場を借りて、特に想いを伝えたい人である“お母さん”に一言だけ。
「いつもありがとう」
[Profile]えんどう まう
2009年生まれ。14歳。「英語は苦手で、数学は得意。好きな授業は体育!(球技除く)」と笑顔で話す伊達中学校の3年生。持ち前の明るさと、今までの経験を武器に、水泳に没頭中。
●全国中学校体育大会
日本中学校体育連盟が主催する体育大会で、中学校の日本最高峰の大会。水泳競技決勝戦は、8月18日(日)〜19日(月)に、石川県金沢市の「金沢プール」で開催された。
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