■「能登半島地震への支援」
須田博行
1月1日午後4時10分、能登半島を最大震度7の大地震が襲いました。石川県を中心に甚大な被害となっています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。
今回の地震では、緊急地震速報が何度も鳴り、東日本大震災や福島県沖地震を思い起こし、緊張が走りました。
被災地では、今なお、被害の全容が明らかになっていません。家屋の倒壊や道路の寸断、インフラの停止など被害は甚大で、寒さの中で多くの人が厳しい避難生活を余儀なくされています。
特に、断水により飲料水や生活用水の確保が難しくなっています。洗濯はできず、お風呂に入れず、トイレも流せない。水道の完全復旧までには、年単位の時間がかかるとの見方も出ています。
伊達市は、これまで数々の災害に見舞われてきました。しかし、そのたびに、全国から多くのご支援をいただき速やかに復旧に取り組むことができました。今度は伊達市が支援をする番です。
大規模災害が起きた場合に思うことは、各地から職員を派遣していただけることのありがたさです。災害時には多くの業務に当たらなければなりません。派遣を受けることで、被災自治体の職員は、復旧活動に専念できるようになります。
今回、伊達市では、国や県、関係機関との調整により、ほぼ全域で断水している石川県珠洲市に給水車と職員3名、住宅被害の大きい富山県氷見市に被害認定調査員2名を派遣しました。派遣した職員は、厳しい現場状況の中でも、被災者に寄り添い、伊達市の代表として懸命に支援活動を行いました。
被災地の一日も早い復旧復興のため、これからも出来る限りの応援をしていきたいと考えています。
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