1月25日(木)、伊達市の地域づくりに取り組んでいる「地域おこし支援員3人」、「地域プロジェクトマネージャー1人」、「集落支援員5人」が、今年度実践したことや、今後取り組んでいきたい事業を発表しました。
※報告会の様子は伊達市公式YouTubeチャンネルよりご確認ください。(二次元コードは本紙参照)
■地域おこし支援員※ 佐藤紅里(さとうあかり)さん (保原町富成地区担当)
活動を通して、たくさんの人と出会い、つながりの大切さを実感しました。明確な答えがない中で迷うこともありましたが、桃の栽培や、富成産フルーツを用いた「とみなりジェラート」といった商品開発を、地域の人々が支えてくれました。フリーマーケットのような「富成ばんかた市」や地域の人が集える場「富成卓球愛好会」などを継続し、引き続き地域に貢献していきたいと思います。
※地域おこし支援員は都市部などから人材を受け入れ、「よそ者」の視点で地域活性化のために活動を行います。
■地域おこし支援員 福井竣太(ふくいしゅんた)さん (林業担当)
県北森林組合伊達事業所で「下刈り(雑草木の刈り払い)」、「地拵(じごしら)え(木の根などを整理)」、「植林作業(木材生産を目的として伐採後の地に木を植えること)」を教わりました。なかなか思うようにいかないこともありましたが、林業はどんな仕事があり、何をやればいいのかということが分かり、自分自身の技術向上に時間を費やすことができました。来年度は林業の魅力発信もがんばります。
■地域おこし支援員 佐藤末実(さとうまつみ)さん (民間事業者への委託型)
令和5年12月に着任し、Uープレイス伊達で活動中です。年齢や職業、障がいの有無や性別に関係なく誰もが訪れたくなる、自分らしく過ごせる場を提供しています。児童図書出版社で働いていた経験を活かし、こころの栄養となる本棚を増やすことで、施設内に見どころを増やしていきます。他にも伊達市産のものを用いたイベントや高子二十境を楽しむ行事などで、伊達市を発信していきたいです。
■地域プロジェクトマネージャー※ 古賀基生(こがもとお)さん
自転車と一緒に泊まれる宿をコンセプトにオープンした簡易宿泊所「おての里きてみ〜な」。まずは施設をたくさんの人に知ってもらうために、SNSや新聞の取材に丁寧に対応しました。「自転車乗りがうれしい話題作り」として、タイヤチューブが購入できる自販機を設置するなど、取材してもらえるよう工夫しました。今後もネット上で多くの人が見るウェブサイトに、提案を持ち込みます。
※地域プロジェクトマネージャーは、都市部などから人材を受け入れ、市内に居住しながら市の重要プロジェクトを推進します。
■集落支援員※ 冨田光(とみたひかる)さん (伊達地域担当)
地元の情報が伊達地域住民に届きにくい課題を解決するため、ミニコミ紙「はこふし」を年4回発行します。変貌する旧伊達町地域のニュースや協議会活動を掲載しています。他にも、土地利用を学ぶ講座や町内会の運営支援、地域課題に向けた協議会の取り組みを支援しています。情報と人のつなぎ役になって、情報共有からそれぞれの顔の見える相互交流などができればと思っています。
※集落支援員は地域の実情に詳しく、住民による地域自治活動を側面から支援します。
■集落支援員 山田昭彦(やまだあきひこ)さん (梁川地域担当)
いつでも笑顔で元気に明るく!皆さんに会うのが楽しみです!一緒にやりましょう!と心がけ、地域に出向いてきました。つなぎ役として、協議会やさまざま団体と会って、ささやかな支援を行ってきました。一番大切だと思っていることは常に変わらず、「人」です。伊達市民ひとりひとりがあってこそ伊達市が成り立つので、手を取り合うために橋渡しをすることが自分の使命だと思っています。
■集落支援員 東城一弘(とうじょうかずひろ)さん (保原地域担当)
各地区の振興会に足を運び、情報交換をしました。1年目は大田地区を重点的に支援すると決め、地域課題について座談会を開催しました。そこで、地域自治活動での話し合いの場が不足しており、話し合うことは大切な事業だと感じました。今後の取り組みとして、地域課題をフリーで話し合う場の設定や、町内会長との意見交換をし、何が大変なのかを「見える化」していきたいと思います。
■集落支援員 浜田和彦(はまだかずひこ)さん (霊山地域担当)
大石地区農村RMO推進協議会「チームさすけネットりょうぜん」を設立しました。大石地区ならではの自立・継続・魅力ある地域づくりのビジョンを持って活動しています。具体的には、農用地の保全、地域資源(自然・文化・食農)の活用、高齢者の見守り・生活支援です。実現を目指し、次年度は自治会との協働や行政と共有して、体制づくり・連携づくりをしていきたいと思います。
■集落支援員 佐藤和子(さとうかずこ)さん (月舘地域担当)
少子高齢化の現実に直面し、「今、この時を生きる人々の生活を見守る、助け合う、補い合う」ことの重要性を感じました。地域支えあい活動「おたがいさま」では、ゴミ出しやお使いを支援しました支援活動を行っています。他にも、4年ぶりの月舘町敬老会、高齢者の交流会「元気がーい⁉月舘」に参画しました。小さなコミュニティの継続と育成を大事に、今後も地域課題に向き合っていきます。
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