■大人になる決意
1月30日(火)、令和5年度伊達市立志式を保原体育館で開き、市内中学2年生409人が出席しました。
この式は、昔の『元服(げんぷく)』の年齢にあたる中学2年生を対象に、自らの将来の決意や目標などを明らかにし、大人になる自覚を深めることを目的に、毎年実施しています。
伊達市青少年育成市民会議会長を務める須田市長は「お互いの違いを認めるということは、自分自身を認めることにつながります。ありのままの自分に自信をもって堂々と生きていってほしいです」とあいさつ。生徒代表の引地(ひきち)ほの香(か)さん(霊山中)は「周りに笑顔と幸せを与えられる大人を目指し、今を大切に生きていきます」と誓いの言葉を述べました。
■音楽で学ぶ「時代」
式典と併せて行った芸術鑑賞会では、東北初のプロオーケストラである山形交響楽団がすてきな演奏を披露。バロック時代から現代音楽まで、歴史の流れに沿って代表的な曲が演奏されました。生徒たちは音楽を通して歴史に触れ、思い出に残る式となりました。
◆元服(げんぷく)とは
現代では聞き慣れない言葉ですが、奈良時代以降で成人を示すものとして行われた儀式・通過儀礼です。15歳になると一人前の大人として扱われ、幼名を元服名に変え、両親の仕事を手伝うようになりました。
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