文字サイズ
自治体の皆さまへ

輝いている人を紹介します まちのキラリ

14/39

福島県伊達市

■地元の名所を守り続ける これまでも、これからも
~菅野 一郎 さん(月舘地域)~
植物の手入れを独自に学び、緑の文化財に指定されている「古谷ノ入(こやのいり)のアズマヒガン桜」の手入れをする菅野さん。代々引き継いできた役目を全うし、自分らしく生きる。本人は当たり前というが、想いは特別だ。現在に至るまでの、その想いを伺った。

◇毎日、目にするものだから
自宅前に立つアズマヒガン桜は、生まれた時から一緒に育ってきたものだから、思い入れが強くて。愛情をかけると答えてくれるから気持ちも入ります。
保存会の会員10人のほかに、周囲のスイセンを管理する地元女性の協力があって、このすばらしい風景が保たれています。ここに住み続けるうちは、守っていきたいものと思っています。

◇今日、何をするか必ず決める
趣味の話になってしまいますが、桜はもちろん、自宅の庭の手入れも楽しいんですよ。「今日はどこを剪定(せんてい)しよう」「何を植えよう」と、朝起きたら決めて行動するのが日常になっていますね。決めないと、ただ一日が過ぎてしまって(笑)、それはもったいないですからね。
心がけているわけではないけど、好奇心を持ったものは行動しがちです。ゴルフをしたり、秘湯を巡ったり、ウォーキングイベントに参加したりします。あと、音楽や映画!好きな音楽レコードは、合わせると1000枚以上あって、癒しです(笑)。心身が健康でいるために大事なものだと思っています。

◇幸せは「小鳥の声」
日常を過ごすことが大事なので、特別な抱負があるわけではありませんが、里山の風景をこれからもきれいに保っていきたいですね。
花が咲く季節がいつも待ち遠しくて、朝起きた時の小鳥の声が至福なんですよ。月舘に来た際は、目から入る情報だけでなく、さまざまな目線から風景を楽しんでほしいです。

◇笑顔満開 紅屋峠 千本桜
今年も保原町柱沢地区にある「紅屋峠(べにやとうげ)千本桜森林公園」の桜が、訪れた人たちを笑顔にしました。
毎週末、地元の人たちが作成したアクセサリーの販売、軽食や飲み物の出店もあり、おのおのの楽しみ方で過ごす人たち
の姿が見られました。
桜まつり実行委員長の菅野政一(かんのまさいち)さんは「桜を見に来た市内外の花見客、地元の人たち、スタッフみんなが終始笑顔でした。柱沢を誇りに思います」と話していました。

■Profile ~かんの いちろう~
昭和28年生まれ。71歳。「古谷ノ入東ひがん桜保存会」に所属。保存会として桜の管理を行う。65歳で会社を退職後も桜の見守りを続ける。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU