■えっ!私が!?慢性腎臓病(CKD)!? 腎臓からのサインを見逃さずに!
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○健診の結果をご覧になってどうでしたか?
□eGFR(腎機能)も尿たん白もいつも「異常」がつくのですが、気にしてないです。
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○尿たん白が出ることで、さらに腎臓が傷んでしまうんです。一度、先生に相談してみませんか?
□腎臓⁉︎⁉︎大丈夫ですよ。このとおり元気ですし。
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□病院かぁ…忙しいのになぁー…でも…かかりつけ医に診てもらったほうがいいのかなぁー
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☆あなたは 4慢性腎臓病(CKD)の疑いがあります。
□え!慢性腎臓病(CKD)!?!?
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☆腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状が現れにくいんです。重症化すると人工透析が必要になることがあるんですよ。
□それ、治らないんですか?
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☆早期のうちに生活習慣の改 6善や薬物治療で進行を遅らせることも期待できますよ。
○健診を受けて、早めに気づけてよかったぁ
■専門機関がしっかりサポートします
◇伊達市健康推進課 管理栄養士
生活スタイルや食べ方は、人によってさまざまです。「1日3食しっかり食べて、ちょっぴり減塩」で、体に合った食べ方を一緒に見つけるお手伝いをいたします。
◇藤田総合病院 佐藤啓二(さとうけいじ) 医師
尿たん白、腎機能を検査して、CKDの早期発見と治療を行いましょう。かかりつけ医と腎専門医の協力であなたの腎臓を守ります。
◇保原薬局 桜田光徳(さくらだ みつのり) 薬剤師
腎機能が低下すると腎排泄型薬剤の副作用が出やすくなります。より安全な薬物療法のため検査結果を薬剤師にご提示ください。
■「健診」で早めに気づこう
一度機能が低下すると元に戻りにくいのが腎臓病の特徴です。CKD は症状がないまま進行し、慢性的に尿たん白や尿潜血があると、さらに腎臓機能(eGFR 値)の低下速度が増します。だるさ、めまい、むくみなどの自覚症状が出る頃には、腎臓が働かなくなり人工透析が必要になります。また、同時に脳卒中や心筋梗塞などの発症リスクが高まるため、定期的な健診受診と生活習慣の改善が大切です。
健診で異常が認められた場合は、早めに「かかりつけ医」を受診し、再検査や治療を行います。 必要な場合には、かかりつけ医から腎臓専門医に紹介となります。
◇伊達地域CKD対策ネットワーク
■健康に暮らすための 医師の一言アドバイス
~Doctor’s A Advice of Healthy Life~
◇腎臓の働きは何でしょう?
腎臓は何をしている臓器でしょうか?おしっこを作る臓器であることはおわかりでしょう。おしっこの中には、余分な水分や体内で産生されたアンモニアなどの有害物質を含んでいます。その他にも、血液や骨を作るホルモンや血圧を上げるホルモンも作っています。
[今月の担当]かしの木内科クリニック 石井 一(いしいはじめ) 医師
問合せ:健康推進課健康企画係
【電話】575-1153
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