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輝いている人を紹介します まちのキラリ

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福島県伊達市

■村上 亮 さん(梁川地域)
伊達市コーラスの仲間たち 会長
コーロ・アマンティ(合唱団) 団長
だて声楽協会 庶務

平日働いて、火・木・日曜日は所属する各音楽団体の練習に励む。「休む暇もないのでは?」と問いかけると、「発散の場だから。じっとしてられない性分ですし」と、笑顔で話す村上さん。音楽好きを体現するその姿に迫る。

◇広瀬座から始まった音楽人生
梁川町には昭和まで、当時の有名歌手も出入りしていた「広瀬座」という芝居小屋があり、最高の教育環境でしたね。影響を受け、音楽の道へ進むことを決意。中学校卒業時には音楽大学に入りたいと親を説得し、当時の先生であった増田瑠々子(ますだるるこ)さん(聖光学院校歌の作曲者)に声楽の道を示していただきました。音楽人生で印象に残っているのは、60歳で退職後に事務局を務めた「伊達市オラトリオ」です。自分のつてを発揮し、ありとあらゆる関係者を勧誘させていただき、有意義な経験になりました。

◇音楽って「共感すること」
一人で歌っていた人が合唱団に入ると、その瞬間に数十人の仲間ができるんです。スポーツでもそうはないことだと思いますし、合唱合奏の魅力だと思います。他にも、レッスンを積み重ねて切磋琢磨(せっさたくま)すること、年齢に関係なく「楽しいを共感できること」などは、音楽でしか味わえない感覚ばかりですね。

◇日常にYouTube(ユーチューブ)を
昔は、楽譜を見るにも楽器店に行く必要がありました。今は、動画で全国の仲間たちの演奏が聴けるので、そこからヒントを得ています。クラシックも良いですが、誰もが聞きなじみのある曲目を心がけています。

◇自分のためでは満ち足りない
楽しんでもらいたい気持ちが、喜びにつながります。自分のためだけなら、ここまで一生懸命になれないですよ(笑)。6月2日にふるさと会館で開催した「ももの里コンサート」は、500人以上が集まりました。その場にいた人が、歌ってよかった、聴いてよかったと感じる、その気持ちが大事。若い人にもぜひ感じてほしいですね。

◎現在は、4月に開園した「保原認定こども園」の副園長を務めている。子どもに、音楽のすばらしさを伝えたい!

[Profile]むらかみ あきら
昭和31年生まれ。67歳。梁川町で生まれ育ち、中学校のブラスバンドから音楽活動にのめり込む。国くにたち立音楽大学を卒業し、中学校の音楽教員の道に進む。

◇コーロ・アマンティ
幅広い年代で、伊達市オラトリオ「オン・ザ・ロード」をきっかけに結成。6月30日(日)13時30分から、初の演奏会※を梁川小学校の講堂で開催予定。

◇だて声楽協会
7月7日(日)13時30分から、第6回コンサート※を梁川小学校の講堂で開催予定。

※どちらも入場無料です。

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