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市長コラム 第68回

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福島県伊達市

「五輪の思い出」

私のスポーツ(大好き)人生に影響を与えたオリンピックが二つあります。一つは、1964年の東京オリンピックです。私は当時6歳で、今でも鮮明に覚えているのが、体操の団体戦と個人総合での遠藤幸雄(えんどうゆきお)選手の金メダルでした。特に体操が好きだったという訳ではないですが、宇宙遊泳のような演技の連続に魅せられてしまったのかもしれません。

もう一つは、1972年の札幌オリンピックです。私が13歳の時、70m級ジャンプで笠谷(かさや)が金、金野(こんの)が銀、青地(あおち)が銅を獲得するなど「日の丸飛行隊」が活躍したオリンピックでした。でも、私が本気になって見ていたのは、滑降、大回転、回転などのアルペン競技でした。その頃スキーを始めたばかりの私は、出場選手のスピードとテクニックに憧れ、少しでも近づきたいと思ったことを覚えています。

その後の私のスポーツ歴は、体操に関しては、好きだった鉄棒においても技が決まらず、高校時代に限界を知るに至りました。一方スキーは、雪が降ると近所に適当な斜面を見つけては練習し、バスと電車を乗り継いではスキー場に通いました。自己流ではだめと気づきスキースクールで基礎から学び直し、また、SAJ※認定のスキークラブに入会し、丁寧な指導のおかげで準指導員を取得することができました。

このように、小中学生の時に見たオリンピックが、好きで夢中になれるスポーツに導いてくれたのだと思っています。
さて、パリオリンピックが7月26日に開幕し、32競技329種目で熱戦が繰り広げられます。このオリンピックを契機に私が新たなスポーツに挑戦することは難しいと思いますが、子どもたちには、日本人が活躍する場面だけでなく、各競技で繰り広げられる一流の技と強い精神力を見てほしいと思います。

須田 博行

※公益財団法人全日本スキー連盟の略称。

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