■健康な生活は耳のケアから?!「ヒアリングフレイル」をご存知ですか?
「ヒアリングフレイル」とは、聴覚機能の低下により人や社会とのコミュニケーションが上手くとれず、心身にストレスを抱えたり生活機能が衰えたりする状態のことです。
「歳をとったから仕方ない…」と放っておくと、認知症の発症やうつ状態につながることもありますので、ご自身の状態を確認し、早めのケアを心がけましょう。
◇ご自身やご家族のこんな変化心当たりはありませんか?
・話しかけても反応しないことがある
・部屋に引きこもることが多く外出をしなくなった
・怒りっぽくなった
・好きだったテレビをみなくなった
・会話をするのが難しくなった
◇まずは確認してみましょう! あなたの「聞こえ」をセルフチェック
・会話をしているときに聞き返すことが良くある
・集会や会議など数人での会話がうまく聞き取れない
・聞き間違いが多い
・話し声が大きいと言われる
・相手の言ったことを推測で判断することがある
・後ろから呼びかけられると気が付かないことがある
・車の接近にまったく気が付かないことがある
・テレビやラジオの音量が大きいとよく言われる
・電子レンジの音やドアのチャイムの音が聞こえにくい
ひとつでも当てはまる人はお早めに耳鼻咽喉科を受診ください!
聞こえづらさの原因は、耳あかや中耳炎などによるものの場合もあります。
◇「聞こえ」の不調は放っておくと大変かも!?
聞こえづらさが進むと、生活するうえでさまざまな支障をきたします。このような状態が続くと、認知機能に影響をもたらす可能性もあるといわれています。
・必要な音が聞こえず、社会生活に影響を及ぼす。また、危険を察知する能力が低下する。
・家族や友人とのコミュニケーションがうまくいかなくなり、自信がなくなる。
・社会的に孤立し、うつ状態に陥る傾向もある。また、認知症発症のリスクを大きくする。
「ヒアリングフレイル」は早期発見や適切な治療を行うことで、要介護状態に進まずに済む可能性があります。日頃から積極的な音声コミュニケーションを心がけましょう。
また、聴覚ケアとして
・大音量でテレビを見たり音楽を聴いたりしない
・騒音など、大きな音が常時出ている場所を避ける
・静かな場所で耳を休ませる時間を作る
といったことも意識してみましょう。
◇窓口に“軟骨伝導イヤホン”を設置しています!
耳が聞こえづらい人が会話を聞き取りやすくなる「軟骨伝導(なんこつでんどう)イヤホン」を高齢福祉課(本庁舎中央棟1階)の窓口に設置しています。
どなたでもご利用いただくことが可能です。安心してご来庁ください。
問合せ:国保年金課賦課係
【電話】575-1198
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