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令和4年度 決算報告(2)

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福島県会津坂下町

■町の貯金
町の貯金である基金について、財政調整基金、減債基金及び行政センター建設整備基金の3つの基金残高について説明します。ふるさと納税や新型コロナウイルス感染症により減少していた地方税収が前年度よりも増額となったことから、将来の事業実施に備えるため予算の剰余金から各基金に積立しました。
令和4年度末残高 1,533百万円(3基金の合計)
町民1名あたり 約108千円

■町の借入
町の借金である町債は、財政健全化を進めるために特別な場合を除き新規借入額を制限していることもあり、毎年の借入額よりも返済額が大きく、残高が減少しています。今後、新庁舎建設が始まれば、建設費用の確保のため多額の借入れを実施する可能性があり、その場合は借金の残高が増加します。
令和4年度末残高 6,772百万円
町民1名あたり 約477千円

※町債・基金ともに人口は14,196人(令和5年7月31日で算出)

■会津坂下町の財政指標(健全化判断比率)を公表します
地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、令和4年度決算に係る健全化判断比率(実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率)を公表します。財政健全化の取組を進めたことで、各種財政指標は改善の傾向にあります。しかし、令和3年度の全国市区町村平均値と比較すると依然として悪い状況ですので、今後の新庁舎建設に備えるためにも、より健全な財政運営に努めます。

▽会津坂下町の比率

表中の早期健全化基準は、該当年の標準財政規模を基に算出されるため、令和4年度と令和3年度で異なる基準になります。
なお、健全化判断比率とは別に同法で定められている、公営企業(水道事業、下水道事業、農業集落排水事業)の資金不足比率について、本町は該当しておりません。

■特別会計決算の内容

●主な内容
▽国民健康保険
令和5年3月末の被保険者数は3,397人でした。本会計は国保税や県からの交付金、一般会計からの繰入金を主な財源とし、医療機関への支払などの保険給付費や県納付金に充てています。なお、保険給付費は前年度比で6,716万円増加しており、この間のコロナ禍における受診控えの反動と考えています。令和4年度は、国保税の適正な賦課徴収により必要な財源を確保するとともに、特定健診等を実施するなど、病気の早期発見や医療費の適正化に努め、被保険者が安心して医療を受け、健康で過ごせるよう取り組みました。

▽後期高齢者医療
令和5年3月末の被保険者数は2,899名で、保険料が歳入全体の72.3%を占めています。保険料は県や町の負担金と合わせて福島県後期高齢者医療広域連合へ納めており、納付金額は歳出全体の99.4%を占めています。また、4年度も健康診査事業に取り組み、被保険者の健康保持及び疾病等の早期発見につなげ、重症化防止を目指しました。

▽介護保険
「第8期介護保険事業計画」(令和3年度~令和5年度)の2年目となります。要介護(要支援)認定者数は1,184名で、そのうちサービス受給者数は980名となっております(令和5年3月末)。保険料は、国・県・町の負担金とともに歳出の89.9%を占める介護保険給付費や介護予防教室などの地域支援事業に充てられています。なお、保険給付費は前年度比1,287万円増加しています。要因として施設給付費の増加が挙げられます。また、4年度も医療と介護の連携、認知症支援、地域支え合い活動の普及などに取り組み、介護予防、重度化防止、自立支援を図りながら、高齢者が住み慣れた地域で、生きがいを持って日常生活を送ることができるよう環境づくりを進めました。

▽水道事業
県道会津坂下会津高田線、町道八幡神社前通線、町道北裏通り線で配水管布設替工事を実施しました。また、水道施設では、中央監視装置他無停電電源装置修繕工事を実施しました。

▽下水道事業
坂下西処理区の新富町・新町地内、坂下東処理区の古坂下地内、坂下中央処理区の茶屋町・橋本・本町・上町・柳町・緑町地内で1,734mの管渠埋設工事を実施しました。

▽農業集落排水事業
窪倉・合川・陣が峯城・長井浄化センターの維持管理を実施しました。

▽坂下東第一地区土地区画整理事業
都市計画道路「坂下羽林線」、「坂下喜多方線」の整備に向けて、古坂下、桜木町、本町地内で4件の家屋移転補償を実施しました。また、整地工事1,035平方メートル、歩道舗装工事88mを実施しました。

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