会津図書館では貴重な所蔵資料をデジタル化して公開しています。その中から懐かしい風景などを紹介します
■今回、紹介するのは「七日町(なのかまち)通り」
七日町通りは大町札ノ辻(ふだのつじ)(現・大町四ツ角)から新潟県、山形県、栃木県へ向かう街道筋にあたる通りでした。1か月に6回行われる定期市「六斎市(ろくさいいち)」が始まる以前は、「七」のつく日に市が立ったため、七日町と名付けられました。通りには多くの商家や旅籠(はたご)(旅館)が建ち並び、明治初期には33軒もの旅籠がありました。写真(1)の左の3階建ての建物は、越後高田藩の定宿だった清水屋旅館で、現在の大東銀行会津支店の場所にあたります。明治に入り、洋風に改築されましたが、昭和の初めに取り「七なの日か町まち今回、紹介するのは通り」壊されました。また、元々は通りの中心に用水路がありましたが、馬車の普及に伴い1894(明治27)年ごろ、道の両側を流れるように改修されました。
※写真は本紙をご覧ください。
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