■「會津LEAD」を健康づくりの合言葉に
市管理栄養士 満山優佳
皆さんは、市の健康課題である肥満を予防・減少させるための健康づくりプロジェクト「會津LEAD」を知っていますか。今回は、その取り組みを紹介します。
まず1つ目は、「オフィス活用プロジェクト」です。市役所庁舎などの公共施設や民間企業などの階段に、健康情報や消費カロリーなどを掲示しています。また、身長ごとの理想の歩幅をチェックすることもできます。
2つ目は、市内のリオン・ドールとヨークベニマルの店舗で行っている野菜の摂取量を増やすための取り組みです。地場野菜の販売コーナーには、市の食生活改善推進員が考案した野菜を使った健康レシピを、また総菜コーナーには、「野菜をもう一品」のお知らせを掲示しています。お買い物のときに、ぜひチェックしてみてください。
3つ目は、個人やグループの部門で行う「健康づくり対抗プロジェクト」です。期間中に達成したい目標を自分で設定し、食事や運動など生活習慣を見直すことで、健康づくりに取り組むものです。実施期間の初日と最終日に、体重や体脂肪率・筋肉量などの体組成と血管年齢を測定し、取り組んだ結果を評価します。
このほかにも、毎年1回、全戸配布している「會津LEAD通信」では、食や健康に関して日々の生活に役立つ情報を掲載しています。保存版として、お役立てください。
健康づくりが大事と分かっていても、始めること、そして継続することはなかなか難しいものです。まずは3日間、そして1週間と、少しずつ継続期間を増やしていきましょう。「健康は一日にして成らず」。継続のポイントは、記録することと周(まわ)りの人に目標と取り組み内容を公言することです。自分1人では続かないことも、家族や仲間の励ましや「會津LEAD」を活用して、みんなが健康なまちを目指していきましょう。
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