会津若松市デジタルアーカイブ

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会津図書館では貴重な所蔵資料をデジタル化して公開しています。その中から懐かしい風景などを紹介します

■今回、紹介するのは「一之町(いちのまち)通り」
古写真(1)は、1915(大正4)年頃に若松警察署(現在は常陽銀行会津支店が建つ)から西へ向かって一之町通りを撮影したものです。一之町通りは、大町札ノ辻(ふだのつじ)(現・大町四ツ角)から東へ向かって馬場町通り、甲賀町(こうかまち)通り、博労町(ばくろうまち)通りと交わる通りで、安土桃山時代から商人や職人が住む町方の中心地でした。明治期に入ると市役所や郵便局などの官公庁のほか、漆器店や旅館などの商店が軒を連ねて栄えます。大正期には、第一次世界大戦による好景気もあり、大町一之町だけで5つの銀行が立ち並んだほどです。昭和期に行われた住居表示により「一之町」という町名表記自体はなくなりましたが、現在もバスの停留所などにその名を留めています。

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