市では、男女がともに働きやすい職場づくりに積極的に取り組んでいる事業者を表彰しています。ここでは、本年度の男女共同参画推進事業者の皆さんの取り組みを紹介します。
なお、これまでに表彰された事業所の取り組みは、市のホームページで見ることができます。
■子育て支援のさらなる充実を
人事部長 松坂達也さん
ワーク・ライフ・バランスの推進に向けた取り組みを幅広く行っています。女性の育児休暇の取得率はほぼ100%で、最近は男性社員も取得しました。介護や子の看護の特別休暇、時間単位での有給休暇の取得、時短勤務も可能です。また、時間外勤務については、上限を国の基準よりも少なく定め、削減に取り組んできたことで、効果が出てきています。今後は、家庭と仕事の両立に向けた支援をさらに進めていきたいです。具体的には、子連れ出勤や子どもの一時預かり、在宅勤務なども検討しています。また、社内の制度だけでなく、行政の支援などの情報も社員で共有し、育児休暇中の社員がいる職場のフォローや協力体制を構築していきたいと考えています。
アルテマイスター(株)保志
所在地:門田町一ノ堰村東40
業種:製造業
従業員数:
男性…145人
女性…185人
■一人ひとりに合わせた柔軟な勤務を可能に
代表取締役社長 室井英樹さん
自社の活動基本方針に「社会貢献活動への積極的な参加」と「ワーク・ライフ・バランスの実現」を掲げており、今年度は鶴ケ城の清掃活動に参加するなど、プロジェクトチームが中心となって社会貢献活動に力を入れました。また、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて就業規則を見直し、入社時からの有給休暇の取得や在宅勤務・時短勤務を可能としたことで、社員一人ひとりの事情に合わせた柔軟な勤務ができるようになりました。時短勤務は子育て中の社員だけでなく、家族の介護をする社員も利用しています。今後は、男性社員の育休取得の推進や育ボス宣言なども検討し、多様な社員のニーズに配慮した、働きやすい職場環境の整備を目指していきます。
(株)トコム
所在地:八角町1-23
業種:情報サービス業
従業員数:
男性…18人
女性…9人
■会社と社員の両輪でワーク・ライフ・バランスを推進
管理部主任 佐藤亜樹さん
男性育休セミナーやタイムマネジメント研修を開催するなど、ワーク・ライフ・バランスの推進に力を入れています。研修は、開催日程を分けたり、オンラインも選べたりと開催方法を工夫したので、ほぼ全社員が受講しました。研修後は、定時退勤しやすい雰囲気や社員同士のコミュニケーションが増えた実感があります。この雰囲気が一過性で終わることのないよう、今後も研修を続けていこうと考えています。また、子どもの看護休暇など育児支援制度の対象年齢を拡大したり、不妊治療に関する休業を取り入れたりと、女性や子育て中の社員への支援にも力を入れています。今後も、会社と社員の両輪で、ワーク・ライフ・バランスを進めていきたいです。
(株)アクーズ会津
所在地:千石町4-50
業種:建設業
従業員数:
男性…59人
女性…11人
※従業員数は令和6年1月1日時点
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