近年は、市街地でも目撃されています
クマやイノシシなど、野生鳥獣の出没が多くなる時季になりました。山菜採りや早朝の散歩をするときには、特に万全の対策が必要です。被害を未然に防ぐポイントを確認しましょう。
■クマやイノシシに出会わないために
▽クマやイノシシの生活範囲に入らない
クマやイノシシの目撃情報や、足跡・糞(ふん)などの痕跡がある場所には立ち入らないようにしましょう。
クマの足跡:
・5本指
・10~20cmほど
イノシシの足跡:
・4本指。前2本だけが残る場合も
・5~8cmほど
この通りの足跡が残らない場合も多いため、あくまで参考にしましょう
防災情報メール「あいべあ」では、クマやイノシシなどの目撃情報を発信しています。ぜひ登録して、最新の情報を確認しましょう。
▽クマやイノシシに人の存在を知らせる
山林内やその周辺では、音や臭いの出るものを携帯し、常に複数人で行動しましょう。
・ラジオ
・鈴
・蚊取り線香
▽クマやイノシシを民家などに近づけない
食べ物のくずやペットフードなど、クマやイノシシの餌となるようなものを外に放置しないでください。
ごみステーションへのごみ出しは指定日の朝に行いましょう。前日の夜には出さないでください。
▽朝と夕方は、特に最大限の注意を
朝と夕方はクマやイノシシの活動が活発になる時間帯です。薄暗い時間帯の散歩や畑仕事は、特に注意してください。また、早朝に散歩するときは山の近くの道は避けましょう。
■万が一、クマやイノシシに出会ってしまったら?
・慌てずにゆっくり後退してその場を離れましょう。
・子グマがいる場合は、近くに親グマがいて特に危険です。
・相手と距離が離れているからと油断しないでください。
・安全を確保してから、警察署か農林課にご連絡ください。
クマの親子は、人間の赤ちゃんや猫のような声で互いを呼び合います。もし山の中で聞こえたら、すぐにその場を離れましょう。
■鳥獣対策のお手伝いをします農林課へご相談ください
・電気柵などの設置費用を一部補助
・追い払い花火の配布
※対象は町内会ごと
・緩衝帯整備のための木材チッパーの貸出
■やめよう!「自分だけは大丈夫」の思い込み
市鳥獣被害対策実施隊隊長 小沼清一(せいいち)さん(北会津町上米塚)
一人ひとりの心掛けで野生鳥獣による被害は減らすことができます。山やその周辺に行くときは「野生鳥獣に出会うのが当たり前」くらいの気持ちで、油断せずに万全の対策をしましょう。
問合せ:農林課
【電話】23-9974
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