毎年5月31日は「世界禁煙デー」です。また、厚生労働省では、この日から始まる1週間を「禁煙週間」としています。
福島県が、全国で最も喫煙率が高いことをご存じでしょうか。令和4年度の国民生活基礎調査では、福島県の喫煙率は21.4%で、全国ワースト1位でした。また、令和4年度に本市で実施した健康づくりに関する市民アンケートの結果では、本市の喫煙率は男性27.8%、女性10.1%で、全国の喫煙率(男性25.4%、女性7.7%)と比べて、男女ともに上回る結果となりました。
たばこは、吸っている本人にだけでなく、まわりの人の健康にも影響を与えます。たばこを吸う習慣のある人は、この機会に禁煙に取り組んでみませんか。
■喫煙が引き起こす体への影響
喫煙は体にさまざまな影響を及ぼします。
▽がん
たばこには、約70種類の発がん性物質が含まれており、発がん性物質は血液を通じて全身の臓器に運ばれ、DNAを傷付けるなどして、がんの原因になります。
▽心筋梗塞や脳卒中
たばこに含まれる有害物質により血管の炎症や収縮が起こり、動脈硬化や血栓(血の塊)の形成が進み、心筋梗塞や脳卒中の発症につながります。
▽慢性閉塞性肺疾患(COPD)
有害物質を長期にわたって吸うことで肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなります。
▽2型糖尿病
有害物質が交感神経を刺激して血糖を上昇させ、インスリンの働きを妨げます。
■~禁煙・受動喫煙防止を実行しよう~
市の第3次健康わかまつ21計画は、「誰もが健康でいきいきと暮らすことができる持続可能な会津若松市」の実現を目標とし、「禁煙・受動喫煙防止を実行しよう」をスローガンのひとつに掲げています。
喫煙が及ぼす健康影響について正しく理解するとともに、たばこを吸わない人には煙を吸わせない心遣いが大切です。
問合せ:健康増進課
【電話】39-1245
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