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高校生発 ロールモデルをみつけよう!LET’S GO

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福島県南相馬市

13人の高校生が「憧れの大人」を取材

スペースエンターテインメントラボラトリー
代表取締役 金田 政太(かねだ まさた)さん

◆能登半島地震でも活躍!われらのHAMADORI(ハマドリ)
南相馬市にある航空宇宙技術を扱う「スペースエンターテインメントラボラトリー」代表取締役の金田さんは親しみを感じる笑顔の持ち主です。金田さんたちが今開発を進めているのはドローン「HAMADORI」。人が行けない現場の様子を撮影できることが強みのHAMADORIは、今年1月に発生した能登半島地震で要請を受け、活躍しました。「日本は地震大国だから災害時のリスク低減に向け、安心・安全の技術を製品としてお届けするため、今後も研究開発に取り組む」と目を輝かせて話します。

◆自分がびっくりするようなことに向かって
私が特に印象に残ったのは、20年後の自分について伺った時の「今の自分がびっくりするようなことがしたい」との答えでした。20年前を振り返ると、自分がドローンの開発を行うとは思いもしなかったと言います。今、やりたいことができる恵まれた環境にいると話す金田さん。開発は決して楽ではなく大変なことやうまくいかないときもある。けれど、周りの同志のサポートやうまくいったときのモチベーションの高まりなど研究の楽しさも格別だと話す金田さん。日々難しい課題にも楽しんで取り組む姿が伝わってきます。「今後、もっと開発が進みロボット同士が協力して新しい技術が創り出す未来や日本の技術力が今よりも求められる日が来るかもしれないですね」と20年後のテクノロジーの未来について楽しそうに答えていただきました。

◆のめり込むだけではなく溶け込め
種子島で見たロケットの打ち上げに感化され、進路変更をするなどやりたいことに挑戦したことを振り返り、高校生に向けて「頑張っていればやりたいことをやれる機会が必ずある。頑張って努力して、その機会が来たら、そこにのめり込み溶け込むといいね」とのメッセージをいただきました。金田さんが、自身の父親からの「のめり込むだけではなく溶け込め」の言葉を胸にこの世界に飛び込み、持ち前の好奇心を武器に日々の開発に取り組んでいるからこそ言える人生のアドバイスです。笑顔で言われた「素直にやりたいことをやってみよう」との言葉に背中を押してもらいました。

●編集後記
「ロボットのまち」を目指して動き出している南相馬市。テクノロジー系の企業で、世界でも珍しい水の上で離発着できるドローンを開発している金田さん。とても気になっていた企業の代表の方に直接お話を伺えたことは自分の中でとても幸せなことでした。
HAMADORIの活躍の話やこれからの未来の話など好奇心旺盛で好きなことを研究し続けている金田さんだからこそ今の自分にしみ、説得力が増すお話が聞けました。私も将来、今の自分がびっくりするようなことをしたいと感じる時間でした。
-編集部代表 原町高2年 白瀬 心春(しろせ こはる)さん

(一般社団法人あすびと福島編集協力)

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