本市は「100年のまちづくり~家族や友人とともに暮らすまち~」を掲げ、さまざまな取り組みを行っています。市の取り組みが、宝島社「田舎暮らしの本」2月号「2025年版第13回住みたい田舎暮らしランキング」で高い評価を受けました。
◆ランキング結果
このランキングは、宝島社が全国の市町村に、移住支援策や医療、子育てなどを含む314項目のアンケートを行い、回答のあった547市町村を人口別・世代別・エリア別にランキング形式で紹介するものです。
○評価された点
市民生活の向上のため、幅広く取り組んできた結果、生活インフラ(店舗や交通、インターネット環境)、子育て部門などで高い評価を受けています。移住者向けには、相談窓口の常設や本市の魅力を伝えるイベントの開催、移住を決める前に下調べするための宿泊・滞在費などの支援も評価されています。
→評価された主な項目
・土日や祝日にも移住相談を受け付ける窓口を常設している
・新婚世帯に応援金を交付している
・0~2歳児の子の保育料を所得制限なしで無償化している
○評価が低かった点
子育て世帯や新婚世帯のみに限定した住まいに関する取り組みは行っておらず、広い年代を対象としたため、評価が低くなっています。また、自然公園や伝統的な景観の有無を問う質問には、「無し」で回答した部分が多くありました。
→評価が低かった主な項目
・大都市に市町村の移住相談員が常駐する窓口を常設していない
・10年以上継続して移住支援を担当している人がいない
・子育て世代のみを対象とした低価格の公営住宅がない
◆若い世代の移住者が増えています
本市への移住者数は増加傾向にあり、平成29年度から令和5年度までに移住した方の年代を見ると、20代から40代が過半数を占めています。
◆移住者へのインタビュー
南相馬へUターン・Iターンされた佐藤光輝さん・絵理さん夫妻に、移住後の暮らしについてお聞きしました。
-利用できて良かったと思う制度はありますか。
光輝さん:引越費用や住居費も対象となる「結婚新生活支援事業助成金」は助かりましたし、子どもが生まれてからはさらに恩恵を強く感じています。
絵理さん:保育料は0歳から無料、給食費もかからないのですごくありがたいです。市外の友人から0~2歳まで保育料は月数万かかると聞いて驚きました。その分のお金を他に活用できるのは助かります。産後ケア事業も充実。助産院の日帰りケアを利用してすごくリフレッシュできましたし、ママ友もできました。
-南相馬市で子育てをしてみていかがですか。
絵理さん:人がすごく優しいです。初めて会う人も息子に温かい言葉をかけてくれるんです。買い物中にお手伝いしてくれる人がいたり、街全体で子どもを温かく見守ってくれるような空気感があります。
◆移住定住課より
生活環境が大きく変わる移住には不安が伴います。私たちは、相談者一人一人の不安や想いに耳を傾け、丁寧に南相馬の魅力を伝えるよう努めています。
市の移住相談窓口「よりみち」は、スタッフ全員が移住経験者で、土日・祝日も開いています。皆さんの周りに移住を検討している方、移住後のコミュニティに不安を感じている方がいたら、ぜひご案内ください。皆さんの「よりみち」をお待ちしています。
問合せ:移住定住課
【電話】24-5269
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