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第1回双葉町議会定例会 行政報告

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福島県双葉町

3月8日開会の令和5年第1回双葉町議会定例会で、伊澤史朗町長が行政報告を行いました。その概要をお知らせします。

■12月定例会以降の行政報告

▽ブロッコリー初出荷
12月上旬から下旬にかけて、下羽鳥地区において管理耕作として9月に植付されておりましたブロッコリーの収穫が行われ、福島県のモニタリング検査の結果、放射性物質が検出されず安全性が確認されたことから、震災後初めて出荷されました。当町の農業の復興の第一歩として大変心強く感じた次第です。
収穫されたブロッコリーは、甘味も豊富で、花つぼみは柔らかく、茎はコリコリと食感もよく、おいしくいただくことができました。

▽大熊町・双葉町・浪江町・トヨタ自動車によるカーボンニュートラルに関する連携協定
12月22日、双葉町役場において大熊町・双葉町・浪江町・トヨタ自動車によるカーボンニュートラルに関する連携協定を締結しました。これにより、当町では、震災後活用が難しかった農地を活用し、作物栽培による地力回復の取り組みを行い、栽培された作物を浪江町の復興牧場の牛の飼料に活用することで、低炭素な循環型農業を目指してまいります。

▽賀詞交換会・双葉町はたちを祝う会
1月7日、双葉町役場において、12年ぶりに双葉町内で双葉町賀詞交換会を開催し、新型コロナウイルス感染防止対策のもとではありますが、ご来賓の方々にご出席をいただき、帰町後、益々の双葉町の復興・再生を誓い合ったところです。また、同日の午後には、双葉町役場において、「令和5年双葉町はたちを祝う会」を開催いたしました。
昨年4月に施行された成人年齢の引き下げに伴い、今までの成人式に代わり、「はたちを祝う会」として、今年度、二十歳を迎えられた皆さんをお祝いいたしました。当日は、二十歳を迎えられた58名のうち11名が出席されました。
昨年に引き続き、郡山女子大学短期大学部による記念品の贈呈では、贈られたダルマに全員で願いを込めて目入れをし、今後の目標などが発表されました。また、同日に開催されていた双葉町ダルマ市に出演されていた、タレントの“みかんさん”をサプライズゲストとしてお招きしメッセージをいただくなど、趣向を凝らした会となりました。

▽双葉町ダルマ市
1月7日、8日の両日、双葉町ダルマ市実行委員会主催による「双葉町ダルマ市」が、震災から12年ぶりに町内で開催されました。
両日ともに天候に恵まれ、恒例の奉納神楽やダルマみこし、巨大ダルマ引きのほか、「双葉町民俗芸能発表会」、並びに、双葉町芸術文化団体連絡協議会主催による「第32回双葉町芸能発表会」が行われました。「双葉町民俗芸能発表会」には渋川芸能保存会による「神楽」、前沢保存会による「女宝財踊」や相馬流れ山踊り保存会による「相馬流れ山踊り」が披露されました。
また、「第32回双葉町芸能発表会」には標葉せんだん太鼓保存会、JAスマイル大正琴、コーラスふたば、双葉町民謡同好会の4団体が出演し震災後初となる町内でのダルマ市を盛り上げていただき、来場者からも多くの拍手が送られていました。さらに、1月21日には、勿来酒井復興公営住宅敷地内にて夢ふたば人主催の「ふたばダルマ市inなこそ」が開催されました。
巨大ダルマ引きやいわき市立錦小学校吹奏楽部による演奏なども披露され、町民の皆さんの他、地域住民の方々で賑わいを見せました。

▽渡辺博道復興大臣来庁
1月12日、2月18日に渡辺博道復興大臣が就任あいさつおよび町内を視察され、その中で特定復興再生拠点区域外における取り組みの具体化について、復興のスタートに立つ町へ重点的にサポートすることを要望いたしました。

▽英国表敬訪問
1月15日から22日にかけて、友好都市推進事業に関する事前調査として英国を表敬訪問してまいりました。
2人の英語指導助手の故郷であるイギリスのハル市、ビバリー町を訪問し、友好都市締結を今後結びたい考えを伝えてまいりました。それぞれの首長からは、好意を持って受け入れていただき、有意義な懇談を行ってまいりました。
また、ハル市内の学校を訪問し、現地の学校の様子を視察してまいりました。町立学校の生徒との情報通信技術を活用した交流を行うなど、今後もハル市及びビバリー町とたゆまない交流を行い、友好都市締結に向けた取り組みを進めてまいります。
なお、原子力廃炉施設であるセラフィールドも視察し、現地の職員から廃炉の課題などについて説明を受けました。ほかに、在英国日本国大使館、一般財団法人自治体国際化協会、在英日本商工会議所、ロンドン大学を訪問してまいりました。

▽双葉町診療所開所式
2月1日、JR双葉駅西側地区に整備しておりました双葉町診療所が完成し、開所式典を開催しました。
住民の方々の医療に対する安全・安心を確立するとともに、不安を払拭する施設となるよう運営してまいります。

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