10月8日、双葉町産業交流センターにおいて、福島県立双葉高等学校創立100年記念式典が挙行されました。大正12(1923)年4月に県立旧制双葉中学校として開校した双葉高校は、震災と原発事故により、平成29年から休校中となっていますが、100年の節目の年を祝い、将来へ向けた団結のため同窓生による実行委員会が発足し、記念式典の開催にこぎつけました。
式典で伊澤史朗町長は、町と双葉高校の歴史にふれながら、「双葉町の復興なくして、双葉高校の復活はあり得ないとの強い思いで、『文教の町双葉町』の復興を進めてまいります」とあいさつしました。
「創立百年記念讃歌」として、卒業生の志賀泉さん(昭和54年卒)が作詞し、渡辺俊美さん(昭和60年卒)が作曲した「百年の樹」の演奏と、震災当時の生徒会長で現在は福島県の教員になられた猪狩良太さん(平成24年卒)から「創立百年の誓い」が発表され、校歌を斉唱しました。
セレモニーでは産業交流センターに野外ステージを設け、「渡辺俊美と歌うライブ」が行われました。双葉高校の応援歌に始まり、「I love you and I need youふくしま」などの3曲と、「百年の樹」、最後に再び全員で校歌を歌い100年の節目を祝いました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>