10月21日、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故以来13年ぶりに町内(JR双葉駅東口広場)において、令和5年双葉町消防団秋季検閲式が開催され、渡辺浩美団長をはじめとする40人の消防団員が参加し、式に臨みました。
式は殉職消防団員並びに東日本大震災犠牲者に対する黙とうで始まり、石橋清則技術分団長の号令のもと伊澤史朗町長と来賓の方々による閲団、通常点検が行われました。
伊澤町長は「団員が全国に避難している状況下であるが、地域防災の中核として今年度完成した屯所を拠点に、消防人として地域社会に根づいたまとめ役となり、より一層活躍してほしい」と式辞を述べました。
続いて、来賓の橋本徹県議会議員、佐々木恵寿県議会議員、伊藤哲雄町議会議長、関根昌典県相双地方振興局長、杉崎俊秀双葉警察署浪江分庁舎所長並びに小松裕之浪江消防署長が各々祝辞を述べられた後、令和2年より延期や中止が続いたため4年分の団員に対する表彰の披露が行われました。
最後に渡辺団長より、「ふるさとである双葉町へ居住が開始されたことから、地域防災の要として住民の信頼に応えるべく、地域の安全・安心を守る責任感をより一層強くしていかなければならない」と訓示があり、団員たちは士気を高めました。
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